「マコノヒー川シリーズ」MUD マッド tedさんの映画レビュー(感想・評価)
マコノヒー川シリーズ
『真夏の引力』のようなどこか不気味な川沿いに住む人々を描いているのは何故なんだろう?またマコノヒーは二枚目というより、アブナイおじさんという感じで、その人生も恋愛も淀んだ川のように泥沼です。何故かサム・シェパードが変なお爺さんとして登場しますが、同じくグレーなのです。
『悪人』は九州の田舎に住む人々の満たされない感じを苦々しく描いていましたが、マコノヒーが出演したこの『アメリカのボートピープル』二部作も救いのない感じを描いています。
子役二人が大人たちから、結局は大切に守られて難局を乗りきっていくのは、希望を託されているような感じで、僅かに希望をほのめかして終わるというあくまで沼みたいなグレーな物語でした。
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