「復讐の復讐の復讐の復讐」オールド・ボーイ 伊織さんの映画レビュー(感想・評価)
復讐の復讐の復讐の復讐
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重いよ…重い。救いがない。
父と娘の近親相姦もキツい。
けどジョシュ・ブローリンからどこか滲み出る幼さとエリザベス・オルセンの無垢さに救われてトラウマものにはならなかった。
トラウマになるべき作品なのかもしれないけど、これに関してはならなくてよかった…。
とにかく復讐の続く物語。
同級生の復讐に始まり、
自分を閉じ込めた者に対するジョーの復讐、
ジョーに復讐された無法者の復讐、
そして娘を手にかけてしまった自分への復讐。
ただ疑問なのが、ジョーと娘の行為は同級生の狙い通りだったのかな?初めから近親相姦させようと思ってたのかな?
だとしたらあのベッドシーンで何であんなに驚いてた?って思うし、そうじゃないなら御都合主義な気がするし。
あと同級生の復讐の動機のくだりは、序盤に伏線が欲しかったと思うのは欲張りかなあ。
よくわからん黒幕の正体が同級生で、昔やなことされたんだよーって、後から言われてもなぁ…って思ってしまった。
原作や韓国版はどうだったんだろ。
でもそれらを差し引いても印象深い作品でした。
同級生一家の異常な愛情関係
→娘の正体→自主終身刑
の流れはズシン…ときました。
そしてエリザベス・オルセンの飾り気のなさが最高によかったです。
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