フローズン・グラウンドのレビュー・感想・評価
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最初は軽く、最後は前のめり
最初は実話ベースのサスペンスということで、軽い気持ちで観始めたんですが、途中から一気に引き込まれました。「この犯人、どうやって捕まえるの!?」「次どうなる!?」と、気づけば前のめりになって観ていました。
犯人がかなりの知能犯で、証拠も決め手に欠けていて、なかなか逮捕に至らないのが本当にもどかしかったです。でもその分、地道な捜査や証言を積み重ねて追い詰めていく流れにはリアリティがあって、終盤は緊張感がすごかった。
最後、きっちり犯人が逮捕される瞬間はスカッとしたし、「本当に捕まってよかった…」と心から思える終わり方で、実話としての重みも感じました。
地味だけど、丁寧な作りの犯罪サスペンスを観たい人にはおすすめの一本です。
It's ok to ask you it? 意外と重い・・・
一人で勝手に「ニコケイ強化月間」。第四回は「フローズン・グラウンド」です。今回もニコケイは終始額にシワを寄せ悩んでいます。
ってか本作はニコケイよりジョン・キューザックの気持ち悪さに目を引かれますね。完全に主役を食っちゃってます。ジョン・キューザックっていい人イメージがあったんですが、こういう役をやると本気で怖いです。バネッサ・ハジェンスが唯一生き残る娼婦を演じているのですが、行動が自ら悪い方へ悪い方へ行っているので、殺されるんじゃないかとヒヤヒヤしてました。
しかし、エンドロールの実際の写真で改めて実話を元にしてある事を思いだし、一気に重くなりますね。ホントに世の中にはこういったサイコさんは実在するんですね。できれば一生関わりたくない物です。
実際にあった連続猟奇殺人事件
1980年代にアメリカで実際にあった事件の、連続猟奇殺人が映画化されたもの。
12年間に24人以上の女性が被害にあい、いまだにみつからない被害者たちもいるのだそう。
被害にあった女性達の写真がエンドロールに流れます。
冥福を祈らざるをえません。
彼女たちが安らかでありますように..
ニコラス・ケイジ演じるジャックの執念深く決して諦めない姿勢に感動し、犯人を逮捕することができて、おもわず拍手してしまいました。
殺されてしまった女性たちも(決して報われないかもしれないけれど)報われたのではないかと信じたい。
面白かった
80年代のアラスカが舞台の猟奇殺人ミステリーで、売春婦がとにかく寒そうだった。
女の子がニコラス・ケイジの自宅に保護されるんだけど、奥さんに小言を言われて居場所がなくなって外に出る場面がとても切なかった。
ジョン・キューザックの悪者は本当に感じが悪くて心置きなく憎めるのでとてもいい。ご本人が本当に嫌な人だったらそれはそれで申し訳ないのだが、映画の悪者は全部やってほしいほどだ。
映画の上映は割とチェックしている方なのだが、いつの間に上映していつの間にか終わっていて、WOWOWで放送されるまで全然気づかなかった。
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