「日本版より断然好き」殺人の告白 みーさんの映画レビュー(感想・評価)
日本版より断然好き
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あーこれ日本版のやつ観たことあるなぁと見始めて気付いた。でも誰が犯人だっけ?ってなって、複雑なストーリーが真犯人を分からなくさせていたのが良かった。
日本版を観てなかったら、もっとちゃんと騙されてただろうしもっと楽しめたのではないかなぁと思った。
日本版は初めから真犯人が物語上で出てくるから、ああ仲村トオルが犯人ねって分っちゃって楽しめなかったから。あと後半の藤原竜也が仲村トオルの首を絞めるところも、被害者の葛藤や苦悩が伝わって来なくて、ただただ気持ち悪い印象だったように思う。
でも今回は、被害者たちの葛藤や苦悩、怒り、悲しみは描かれている。現在と過去の映像を切り替えながら上手く切り替えていてその演出が良かった。
居酒屋で飲んでる時に昔の自分と犯人がガラスを突き破って出てきたり、運転手のおじさんの横顔から昔の記憶の甦りのシーンに移ったり、鏡の世界から昔の記憶に移ったり、ただの回想シーンですって感じではなくて色んな工夫があるのが良い。
電話に出る前にオナラしたり、湿布をお母さんに貼ってもらったりそういうどうでも良い普通の日常の情景を入れているのがとても好き。
最初シリアスだったのに途中からお笑い?のようなテンションになり、アクションがあり、そしてまたシリアスになりと、ゴチャゴチャはしてるけど私は楽しめた。
2012年製作にしては、アクションシーンが凄かった。
CGでちょっとちゃちいものはあるけど、カーアクションは迫力があって韓国って凄いなぁと思った。日本の映画はこんな規模のアクション作れないと思うから。
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