殺人の告白のレビュー・感想・評価
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【”どんでん返し合戦!”今作と藤原竜也主演の日本版リメイク「22年目の告白-私が殺人犯です-」を見比べるのも一興です。私は勿論<以下、自粛・・。>】
■15年前に起きた連続殺人事件の犯人だと名乗り出た男・ドゥソク(パク・シフ)は、時効により無罪に。
その上、事件についての本を出版し、美しい容姿と相まって一躍時の人となる。
遺族たちが彼の命を狙う中、事件を追い続けていたチェ・ヒョン刑事(チョン・ジェヨン)はあることに気付く。
◆感想
・藤原竜也主演の日本版リメイク「22年目の告白-私が殺人犯です-」を劇場で観ていたので粗筋は想像できたが、入江悠監督の脚本が、オリジナルを可なり改編していた事もあり面白く鑑賞。
・日本版リメイクもそうだが、どんでん返しに次ぐどんでん返しが実に面白い。
・チェ・ヒョン刑事野恋人だったチョン・スヨンの哀しき最期と、生前最後に二人が会ったクリスマスのシーンも哀しい。
<今作の脚本は実に優れており、リメイクを作りたくなるのも良く分かる。
私は、オリジナルとリメイクを比較することが好きではないので、日本版を観た方には今作を。今作を観た方には日本版をお勧めしたい。
映画の正のスパイラルが感じられると思います。>
二転三転…
スカした感じの爽やかイケメンがそのまま犯人ではないと思ったが、そうきたかという展開。それにしても不死身かというくらい班長も真犯人も飛んだり跳ねたり、これでもかというくらい殴られたり。班長も恋人が殺された被害者の一人だったとは。遺族の気持ちを思うと痛たまれないが、まるでショーのように扱うテレビ局や、犯人を芸能人のように追っかけるファンなど、これこそ醜い群集心理、人間の恐ろしさを感じた。ラストは被害者遺族の笑顔で終わるが、本当に心が晴れたのだろうか。
J
2023年4月23日
映画 #殺人の告白 (2012年)鑑賞
日本リメイクの #22年目の告白-私が殺人犯です-を以前見ていたのにも関わらず、最後の展開には驚いてしまった
あのカーアクションとかは日本版では無理だよね。というか、日本だとそんなバカなって強く感じてしまいそうです
時効っていらないよね
日本版より断然好き
あーこれ日本版のやつ観たことあるなぁと見始めて気付いた。でも誰が犯人だっけ?ってなって、複雑なストーリーが真犯人を分からなくさせていたのが良かった。
日本版を観てなかったら、もっとちゃんと騙されてただろうしもっと楽しめたのではないかなぁと思った。
日本版は初めから真犯人が物語上で出てくるから、ああ仲村トオルが犯人ねって分っちゃって楽しめなかったから。あと後半の藤原竜也が仲村トオルの首を絞めるところも、被害者の葛藤や苦悩が伝わって来なくて、ただただ気持ち悪い印象だったように思う。
でも今回は、被害者たちの葛藤や苦悩、怒り、悲しみは描かれている。現在と過去の映像を切り替えながら上手く切り替えていてその演出が良かった。
居酒屋で飲んでる時に昔の自分と犯人がガラスを突き破って出てきたり、運転手のおじさんの横顔から昔の記憶の甦りのシーンに移ったり、鏡の世界から昔の記憶に移ったり、ただの回想シーンですって感じではなくて色んな工夫があるのが良い。
電話に出る前にオナラしたり、湿布をお母さんに貼ってもらったりそういうどうでも良い普通の日常の情景を入れているのがとても好き。
最初シリアスだったのに途中からお笑い?のようなテンションになり、アクションがあり、そしてまたシリアスになりと、ゴチャゴチャはしてるけど私は楽しめた。
2012年製作にしては、アクションシーンが凄かった。
CGでちょっとちゃちいものはあるけど、カーアクションは迫力があって韓国って凄いなぁと思った。日本の映画はこんな規模のアクション作れないと思うから。
永野じゃん
サスペンスアクションとしては良く出来てると言っていいと思う。
序盤のおいかけっこ、中盤のカーチェイス(?)、終盤の格闘と
アクション描写が要所で効いていた。
ただ個人的に残念なのはアクションのカット割りが多すぎると感じた点。
スピード感が増した代わりに、臨場感とリアル感が失われていたと思う。
ストーリーに関しては僕は良いと思うというか、
たぶん一つのアイデアソースから膨らませていったであろう全体像が
緊張感をもって描かれているところに好感をもてた。
ちょっと回想シーンがくどい感じはしたけども。
だから全体として楽しめたし、引き込まれて最後まで見てしまった。
テーマ性が薄いとこもあると思うけど、これはこれで良し。
時効が過ぎてから殺人犯が名乗り出るという始まりはとても興味を引くも...
時効が過ぎてから殺人犯が名乗り出るという始まりはとても興味を引くものがあったのだけど、アクションシーンとかちょっとコミカルなシーンを挟むといった演出のせいか、なんか話が散漫な印象に。殺人犯が出版していきなりアイドル扱いってのもねえ。日本には実例があるから余計に違和感を感じる。起承転結の転に至るまでの展開が無駄に長く感じるし、転じてからもなんかインパクトに欠けるというか。もっと面白くできたんじゃないのかな、惜しいなってかんじです。
ハラハラする、1転、2転、3転…。 なのに、やっぱり…的な展開。
日本人(私だけか?)の感覚では、違和感と納得の間を行き来するラスト。
この題材なら、アクション主体ではなく、もっとサスペンス色強くしてほしかったな。
脚本は、大筋の展開は唸るが、細かいところではツッコミどころも多いし、説明不足。
「お前は広告塔」っていうのがよくわからなかった。
殺人の告白本はともかく、ファン、TV公開討論、敵討ちに命燃やす人が好意的に受け取られていたり…。自分の気持ち優先で、なんでもありの国なんだなと改めて思ってしまう。
(日本ではさかきばらの告白本は話題をさらったけれど、ヒンシュクモードの方が大勢締めたのとは大違い)
役者の力と、アクション、かつどう決着つくのかと手に汗握り、で最後まで観ちゃったけれど、でも話の筋としてはやっぱり…という感じ。
アクションは、確かにすごいが、あそこまでやって死なないって、皆人造人間か?途中はちょっと現実から離れすぎてあきれてしまった。
それでも、
チェ刑事を演じられたチェ・ジェヨンさんの渋さと哀愁、加齢臭がすでに匂ってきそうなやつれ・やさぐれ感が大方を占めるのに、時折見せるかわいらしさに、ぐんぐんひかれていく(井浦氏の『刑事ゆがみ』の弓神って、このチェ刑事がモデルか?と思ってしまった)。これからもいろんな役で観てみたい。
告発本の著者の、出版社社長との会話でみせるあの表情にも身震いする。パク・シフさんもすごい。
Jのいやらしさにも背筋が…。
他にも、あの方・この方。すごい役者が揃っている。
この素材ならもっとじっくり見せて欲しかった。
繰り返しになるけれど、役者と素材が素晴らしいから満足度のハードル上がってしまう。
(日本で作られたリメイク版未鑑賞)
実際にあった事件のIF
1986年から1991年にかけて韓国華城市東部の半径2km圏内で起きた連続殺人事件をモチーフに「もしも真犯人が時効成立後に自供をしたら?」という視点で描かれた作品。
途中までは悍ましさとか社会システムの理不尽にザワザワしつつ、犯人を名乗る人物の持つ不気味さにソワソワしながらの、最後には意外な展開にイイ意味で裏切られた。
あとでもう一度よく観てみたら… 途中途中に真犯人姿を現してるのねー!?
美しい
脚本、キャスト、アクション、カメラワーク、どれをとってもおもしろかったし、パク・シフの美しさに魅せられた。
日本版を先に観てしまったんだが、まったく比べものにならない。謝ってほしいくらい笑。
日本版は「つまらない映画をつくるなぁ。なぜこんな映画を作ったんだろう?」とまで思ってしまった。
日本は流行ったからといってリメイクものに手を出さないでほしい。
面白いと思う
殺人犯が美形だと、犯した罪が残酷であってもなんとなく世論はミーハーみたいなのが増えて、ファンまでつくという。
ストーリーは面白かったし、想像していたよりもずっとアクションシーンも多かった。
韓国映画独特の生々しさもやはりあって、殴り合うシーンもいつまでやんねや?と思うくらい長い。
日本で本作はリメイクされてるそうで、ぜひそちらも鑑賞してみたいと思った。
やべぇ~韓国版の方が面白い。
『殺人の告白』鑑賞。
*主演*
パク・シフ
*感想*
だいぶ前に観た藤原竜也と伊藤英明主演の「22年目の告白」を見たことがあるので、逆に面白さが半減してしまうのではないかと心配しましたが、大満足!韓国版の方を先に見ていれば良かった~(^^;
日本版と韓国版は物語の設定上は似てるけど、微妙に違ってた!
日本版はアクションシーンがほぼなくて、物語を中心に描かれてましたが、韓国版は、物語もしっかりと描かれつつ、アクションがめちゃめちゃ凄かった。とにかく激しい!
冒頭はいきなり激しかったですし、特にクライマックスシーンは迫力満載で、めっちゃ興奮した!\(^^)/
イケメンの殺人犯は、良い具合にムカつくけど、正義感が強い班長はカッコ良いんだけど、行動が下品ww唾吐くとか、、汚い!(^^;
ジャージャー麺を投げないで!(笑)
日本版はサスペンス要素が強めで、韓国版はアクションとサスペンスの要素がめっちゃ強い。話のテンポも早いし、つい見入ってしまいました。。なので、ぶっちゃけ韓国版の方が面白かった!ネタバレ厳禁です!
そういえば、班長の部下の俳優さん「大好きだから」に出てたような、、、?
日本版との比較が面白い
日本では藤原竜也主演で「22年目の告白 私が殺人犯です」というタイトルでリメイクされた韓国映画。日本版は以前視聴したため、ストーリーは事前に知っている状態で視聴しました。
ストーリーを知った上で視聴しても、普通に楽しむことができました。
というのも、大筋のストーリーは一緒でも日本版と韓国版とでは作品全体の雰囲気が全く異なるのです。
日本版はジャンルがミステリー映画であり、結構淡々と物語が進行していきます。事件を取り巻く人間の心情や憎しみみたいなものがフィーチャーされ、殺人告白本出版によりマスメディアやSNSなどがその話題で持ちきりになり、イケメン殺人犯に熱狂する世論などの群集心理が描かれている作品です。伏線も多く張られた緻密な脚本が見事で見ごたえがあります。
一方の韓国版はジャンルがアクション映画です。ストーリーは日本版と同じ主軸で進みますが、殴り合いのアクションシーンあり、カースタントありのド迫力の内容になっています。事件の遺族達がチームを結成し、告白本を出版したイ・ドゥソクを殺害するために迫ってきたりするなど、日本版にはない要素が多く、日本版にあった「お前が真犯人だったのか!」という展開が原作である韓国版に無いというのが一番の驚きでした。ラストの展開が日本版と韓国版とで別作品かと思うくらい違います。日本版は終盤がちょっと長くてダレてしまった印象があるので、韓国版のようなラストも良いかもしれませんね。
脚本が緻密に組み込まれたミステリ作品が好きな方は日本版、ダレることなく楽しめるアクション映画が好きな方は韓国版をオススメします。
アクション大盛サスペンス
タイトルとあらすじと宣材写真だけで判断すると、
サイコスリラーサスペンス的なものを想像してました。
そういう内容も少しはありましたが、
この話の大半はアクション満載で、
しかもカーチェイスがかなりやり過ぎ。
ジャッキーチェンのような香港映画みたいな。突き抜けてる。
(序盤のカーチェイスのコメディー要素はありえないけど面白い)
今までのあらゆるサスペンス作品の中で、
これ程アクションが多いものは無かった気がする。
だからどこを味わえばいいか、どこが話の軸なのか、
多くの作品を見たことある人ほど混乱しやすいかもしれない。
でもストーリーは難しい訳ではないので、
(でもラストシーンは意味不明だな、不要だと思うし)
誰でも楽しめると思います。
ただ、序盤でのアクションシーンが見辛くてイライラしたのと、
一人自殺するんだけど、動機がよく分からないし、
名乗り出たドゥソクと出版社のババアのやりとりも要らないし、
(爪の手入れしながらワインを断るシーン)
ボーガンの女のお咎めは曖昧だし、
ドゥソクの銃弾も整形で入れたのか?
あと耳打ちで何言ってたか教えてくれよ、
と不満な所はある。
でもその不満が気にならない程にトータル面白い。
「トガニ」のクソ校長も相変わらずのクソっぷりだったし、
真犯人の憎たらしさは100点だったし、
(マスクはもっと意味を持たせて欲しかった)
謎解きシーンはドキドキして良かった。
最後あれだけカーチェイスしてたら、
とっくに時効成立じゃねえか?、と思ったら、
「あと3分」と教えてくれたけど、サッカーのロスタイムみたいでおかしい。
ドゥソクのファンの馬鹿っぽさも愛すべき点。
殺人を指示するという矛盾をコメディーにするセンスは良いと思う。
ヒョング刑事と母親の呑気なところもサイコーです。
チェ刑事が好演だったので救われたかも
伊藤英明×藤原竜也主演で、『22年目の告白』というタイトルの日本リメイク版があります(2017)。
韓国は映画もドラマも、憎しみ・復讐ドロドロ劇が多くて、自分はどうも受け入れられないんですが、面白かったという評判が多いので、ついつい見てしまいました。
日本リメイク版も見ているので、その比較になってしまいますが、韓国版はカーチェイスアクションもあって派手でとにかく忙しく激しい。逃走劇みたいな。ジャッキーチェンを思い出してしまいました。プールに蛇を放ったり、ニセ救急車を発動させたりでコミカルな感じもあります。海パン姿(笑)で、カーアクションとは、パク・シフ様も気の毒な。蛇にもかまれるし…。
真犯人が気持ち悪くてたまらなかった。もっと、知的で計算高い神経質な感じがあってもよかったのに。このあたり、日本リメイク版の方が納得がいきます。そういえば、犯人の仮面姿は「青沼静馬」だったので笑ってしまいましたが。(犬神家)
刑事チェの存在が不自然さがなくて、ラストも「苦悩」がよく伝わってきてよかったです。彼で映画は成り立っていました。
脇役から全員すごい
韓国ってほんとに芸の国だと思う。こんなエンターテイメントでさえなんだか脇役からして一癖もふたくせもあって目が離せない。
のだけど、本作は、ストーリーも良くできてるし、びっくりすることも面白いのだけど、本筋に関係ないアクションが異様に多くて、私には今一つ。といいつつも、アクションでたまに死者もでるというはなしを聞くだけに、場面からは壮絶な力が迫ってくるよう。
あとは、パク・シフさん。ものすごく気持ち悪く見えたり、かっこよく見えたり、いつも同じような顔なのに、なんとも言えない不気味さがあって、これは、演技がうまいというのでしょうか。
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