「ジョーダンの911のコール対応は的確な情報収集から状況分析、通報者...」ザ・コール 緊急通報指令室 Rasty1135さんの映画レビュー(感想・評価)
ジョーダンの911のコール対応は的確な情報収集から状況分析、通報者...
ジョーダンの911のコール対応は的確な情報収集から状況分析、通報者の落ち着かせ方や誘導などさすがプロフェッショナルだと感心させられます。96時間の主人公ブライアンに通じたものがあってワクワクしました。
1人目の被害者の女性の事件、通信が切れた時、即座にリダイアルをしたジョーダンだったが声に出していないが私はバカ、止せと叫んでしまった。全体の状況がわかる視聴者だから当然なのだがもう映画に入り込んでいた。
全体の状況がわかるからこそ、この止せ、ヤメロが連続します。テールランプから手を出す少女の場面で発見者が勇み足で犯人の顔を見ようとした時や黒塗りの車の男がペンキがこぼれている事を伝えた時、911に掛けようとした時はさすがに(犯人から目を離すなよ)と叫んでいた。後になって思えばそういう風に思うように演出されている。
そして気になる場所の捜索に単身で出かける時(なぜ、せめて恋人に気になる事を伝えないのか)とスタンドプレイを憤っていた。一刻を争う状況での無警戒ぶりにもこれも演出だと諦める。
しかも丸腰でさらに奥に行こうとする。いったん外に出て連絡するべきじゃなかったのか、もし自分が倒されてしまったらと考えないのかと憤りは募るばかり。極めつけはせっかく頭を叩いて犯人を昏倒させた後、なぜ確認しない?というよりトドメを差せと思った直後に心配が現実になる。
序盤に感じたプロらしさが微塵も感じなくなっていた。現場の警官とは違うんだと自分をなぐさめつつもハラハラさせられ楽しめた作品でした。
結末の私刑については、発見された時に罪に問われるれるんじゃないかと心配した。最後の最後までおかしな心配をさせハラハラさせるのも計算の内なのかも(笑)