「まさに『恐怖と欲望』!!!」恐怖と欲望 ろす子さんの映画レビュー(感想・評価)
まさに『恐怖と欲望』!!!
この作品は正真正銘、真のホラー映画である。
故・スタンリーキューブリック監督が自らプリントを買い占めて封印してしまったとう作品だ。
ぼくが中学生の頃、当時仲の良かった「いまだくん」の家にお呼ばれした時、なにかの拍子に彼がひっそりと書き貯めていたマンガ「磁石戦隊マグネマン」を見てしまったあの日を思い出す。
「いまだくん」は顔を真っ赤にしながらぼくに口止めを迫ってきた。自分の恥部を見られたことの恥ずかしさと、それがもっと多くの人に知れ渡ることに対する恐れがあったのだろう。当時のぼくは「いまだくん」の気持ちはよく理解できた。なぜならぼくも彼同様、人に知られてはいけない恥部を所有していたためだ。
それがなんであったかは割愛するとして、誰にだって、特に男子には「いまだくん」の気持ちがわかるはずだ。いや、わからなくてはいけない。
そういった過去のイタい遺物を面白半分に公開することや、ましてや商売の道具にしようだなんて思ってはいけないのだ。
この作品はぼくからしたら恥ずべきものではないと断言できる。
だが、そういう問題ではないのだ。
恐ろしい世の中である...。ぶるぶる。
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