ワン チャンスのレビュー・感想・評価
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自分も年齢を言い訳にせず一歩ずつ踏み出します
何となくは知っていたポールポッツ。
まさかこんなにも苦悩と闘いながら、もがきながらも、諦めずに人生に華を咲かせていたとは。
あんなに怪我ばっかしてたらもう何もかも人生嫌になりますよね。
夢を諦めない心と第一歩を踏み出す勇気、自分も頑張ろうと思える映画でした。
冒頭らへんのポールと女性のユーモアを聞かせた会話が何とも楽しい。
そこらへんがイギリスのブラックジョークである。
(余談ですが、途中応募をコインで決める時、
2人でコインにキスをするシーンがあるのですが潔癖の拙者としては演技とはいえ雑菌だらけで汚いのに…!と思いました。)
Britain's Got Talent の審査員の3人の映像は当時の本物を使ってますね(何度もYouTubeで見たので気づきました)。
アマンダがどんな時(スーザンボイルの時も)も心美しい反応でとても素敵です。
そして何より奥さんの『One foot and then the other. - 何事も一歩ずつ』という言葉がいい。
歯を綺麗にした描写はどう撮影したのだろう??
元々歯並びが汚い役者を使用して撮影終盤に歯医者に行かせたのか?
そんなことはググれよという話であるがなかなか真相が出てこない。。
ちなみに個人的な感想であるが、これ系の番組でポールポッツもスーザンボイルも越えられない、
過去一素晴らしいと思ったのはAmerica's Got Talentの当時11歳のBianca Ryan。
おばあちゃんが日本人だったか?是非YouTubeで歌声を聴いてみてほしい。
いい話だけど、何か学べる映画ではない
鑑賞後の気持ち
実話だからしょうがないけど、主人公が変われた理由とかが曖昧だった。
いい話だな。いい奥さん、いい親友だなって思いました。
鑑賞後の心の変化
なにか大きな成功をすれば、周りの自分への接し方がガラッと変わる。結局結果。
鑑賞後の行動の変化
大それたことは言わないでおこう
好きなシーン
歌えるようになってはしゃいで車に轢かれるシーン
嫌いなシーン
最後の最後までウジウジ自分に自信がないシーン
うん、よかったと思う、
「成功前」までのストーリーだったけど、そこからのアルバム製作や成り上がり具合の話ももあったらよかったなあ、と。
主人公は、女々しいという表現が合うか、ナヨナヨしたかんじもありつつ、「どうせなら自信もってハラくくって勝負しなよ」と言いたくなるようなキャラでもあったけど(笑)
それで才能が開花して認知されて女王に披露するくらいまでになっていく、と。
登場人物も少なくて、わかりやすくてシンプルでよかった。
チャンスに弱い
歌ったら虐められて…を繰り返して大人になった。彼女と出会いベニスで会おうと約束して、学校でオペラについて学ぶ。チャンスをものにし、ペアの彼女ともなんだかんだで上手く歌えたのに、1人で歌う時に上手く歌えず酷評される…。
容姿で馬鹿にする感じってほんまに嫌。
ことごとくチャンスをものに出来ず、病気になったり事故にあったりと、見ていて「なんでやねん!」とつい腹立ったけど、最後やっとチャンスを物にして、初め馬鹿にしていた観客や審査員が、彼が歌い出すと感動に変わるのが見てて気持ちよかった。これが実話ってすごいなぁ。
微笑ましい美談
英国の人気番組「ゴット・タレント」は本作のポール・ポッツやスーザン・ボイルを輩出したことでも有名だ、二人に共通するのは意外性なのだろうから手放しでは喜べない気もするが、人生を変えてしまうのだからテレビの力は怖い。
実話とあるがそこは映画なので面白おかしく脚色していることは伺えるがほのぼのとした空気感、それなりに山谷ある人生だがヒール役もいじめっ子くらいで登場人物は殆ど善人、見掛けはいかれポンチだがショップの店長もすこぶる良い人、特に奥さんが素晴らしい。どんな女性か気になったのでググってみたらポールにお似合いのぽっちゃり系、意思の強そうな顔立ちだった。
感動のコンテストシーンは実際の映像をうまく編集して織り込んでいる、コンテストで歌うトゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」は荒川静香さんが金メダルをとった曲でもあり聴き馴染みだろう、パバロッティのトラウマに悩む夫を励ますために初演のSPレコードをプレゼントするのは伏線だろうか、何度聞いても感動的なアリアの名曲ですね。出演を前に必死にボイストレーニングに励むポールの様子はロッキーの名シーンを思わせ可笑しかった。
エピソードの温かい味付けやキャスティングも新鮮だ、何より脚本のジャスティン・ザッカムがドラマティックに不幸も描きたい誘惑はあったろうにベタとも言える微笑ましい美談に終始してくれたことに感謝したい。
歯並びが気になってた
まさかこの役者さん元々この歯並びなのってくらい微妙にづれてるのがすごく気になったけど最後にようやくわかりました。
実話を元にしたストーリーだということであまり意見は言えないですが、地元のコンテストでピエロの格好をしたり、街で急に愛の告白の歌を歌う人がまさか大舞台で上がってしまうことはないんじゃないかと思って見ていました。
それでも終わりよければすべて良し。本当に感動しました。
声も見た目もジョニーデップみたいな彼が良かったです。
僕の人生はまるでオペラだ
映画「ワン チャンス」(デビッド・フランケル監督)から。
1年あまりのメール交換から、主人公の人柄を好きになり、
それを「何事も一歩ずつよ」と言いながら支えた奥さんや、
彼の才能を信じて支え続けた、家族の愛情、
一見いい加減のようだが、彼を応援し続けた携帯ショップの上司など、
感じる場面はあったけれど、やはり題名が示すように、
最後の1回のチャンスを活かし、一躍世界的オペラ歌手になった
ポール・ポッツの実話だからこそ、冒頭に語られる
「僕は歌うとイジメられ、イジメられると歌った。
歌ってはイジメられの繰り返しだ。
音楽と暴力と恋愛と笑いの果てしないドラマ、
僕の人生はまるでオペラだ」に尽きる気がした。
何度か与えられた、チォンスをものにすることが出来ず、
自信喪失から、自暴自棄になっていたにも関わらず、
声が出るようになると、とびきりの笑顔に戻る爽やかさ、
久しぶりに、分かりやすい単純なストーリーなのに感激した作品。
波瀾万丈の人生ではないけれど、一歩ずつステップアップしていった
そんな感じが良かったのかもしれない。
映画のような華やかさもなく、他人からみれば平凡に思える人生にも、
「音楽と暴力と恋愛と笑いの果てしないドラマ」があることを、
教えてもらった気がする。
P.S.(個人的には・・ふたり初対面のシーンが好き)
「お腹は?」「ペコペコ」「まずいのとすごくまずいの、どっちにする?」
「たくさん選択肢があるのね」・・この会話が絶妙だったなぁ。
イライラしながら感動した
主人公が、パバロッティの前で歌う時に普通のセーターのもっさい普段着で、せっかくのチャンスなのに無策すぎる。あがり症であるとかそれよりはるか以前の問題で、準備を怠りすぎである。最初に賞金を獲った時のようにピエロの格好でもなんでもすればいいのにと思った。いくら学校だからと言っても人前で芸をするなんてのは常に値踏みされて、何かあったら即減点されてしまうという意識がなければならない。それとも歌にゆるぎない自信があったのだろうか。
そのように主人公にイライラしたのであるが、そのイライラの分クライマックスは大感動してちょっと泣いてしまった。
主人公が上がり症であり、自身がないのは童貞が原因なのかと思ったのだが、結婚後も変化なかった。
実話だから仕方がないのかもしれないのだが、病気になったり怪我をしたり、ドラマとして都合がよすぎる感じがした。
彼女のユーモアがとても面白く、太り方も絶妙であった。携帯屋の先輩はブラピを貧相にした感じでとても魅力的だった。
奥さんが、すばらしい
残念ながらポールにはちょっといらいらしました。
私の感想は、だめだめな夫を信じつづけ、ずっとずっと献身的に支えつづけた奥さんがすごかったんや!というものでした。
奥さん、あんたは本当にすごいですよ。私など無職の夫の世話を一年(もっと長かった?)もできん!とっくに離婚してるよ。
ポールは一生奥さんに足向けて寝たらあかんよ。
イギリスらしいテイストで全体的には楽しめました。携帯屋の上司とかw
私の中ではこれぞイギリス映画ってゆう登場人物や。
もちろん歌、素敵でしたよ?
後押ししてくれる存在。
今作を鑑賞後、改めてYouTubeで当時の映像を見てみた。
やはり本人の歌声とその印象に勝るものはない、実際に
ほぼ同じ構成で撮られているとはいえ(映画も本人の歌声で)
やはり涙が出るほどの感動度は映画にはなかった。ただ、
本人の努力の陰に、多大な貢献をした仲間がいるのを知った。
幼い頃から歌うのが大好きで聖歌隊にも所属、いじめられっ子
から逃れつつ、ずっと歌い続けてきたポール。
これだけいじめに遭ってばかりいると、人間的にも自信を失い
彼のように引っ込み思案になってしまうのも免れない。
とはいえ、アマチュア劇団に所属し、無償でオペラを歌うほど
大好きだったオペラと離れたくないという意志も、人一倍強い。
留学で歌を断念したり、事故で仕事を失ったりと、彼の半生は
本当に波乱万丈なのだが、そんな彼を熱心に支えたのが奥さん。
映画で観ても、ご本人を映像で観ても、本当に素敵な女性。
先日観た「神様のカルテ」にも出てきそうな理解に長けた妻だが、
夫がやりたいこと、その夢に関しての協力度がハンパない。
彼に惚れたのか、彼の才能に惚れたのか、如何せん、本当に
素晴らしい伴侶を得たのが、このポールにとっての大躍進だ。
彼は来日ツアーでも語っているが、妻がいなければ今の僕は…
と必ずスピーチしている、そして妻に捧げるオペラも忘れない。
夢は抱いているだけでは大成しない。自信が持てない欠点を
頑張れ頑張れと後押ししたのが彼女である。彼も、彼の両親も、
彼女に足を向けて寝られないだろうな、と思う。
好きなことはやめられないものだな、と今作でまた思った。
それを仕事にして稼ぐことができたら言うことないだろうが、
そんな簡単なことではないので、となれば地道にやるしかない。
いつか彼のようにチャンスが巡ってくるのかもしれないし、
一生巡ってこないのかもしれない。こればかりは運である。
ただ思うのは、お金が欲しくてやってるのか?と問われれば、
いつも答えは「ノー」であること。そうじゃない、自分の為だ。
周囲の理解と生活力は大前提、そのうえで継続させること。
彼のような才能が続々と発掘されている現在を改めてこう思う、
まさに「ワン チャンス」なんだな、と。
(次はS・ボイルの映画化かしら?見たいような…怖いような^^;)
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