「ハンガーゲームの亜流」ダイバージェント うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
ハンガーゲームの亜流
以下、類似点を上げてみます。
・成人すると「志願」して他者を蹴落とす戦いが始まる。
・主人公はか弱い女子に見えて、世界秩序を破壊するほどの能力者
・恋人なのか敵なのかわからない存在。
・最終的に信じるものが救われるという世界観。
・そもそもなんのためにあるのか分からないルール。
・無名の、若手俳優を大量にキャスティングしている点。
そして、今作の決定的に弱い点は、主役の「動機の弱さ」です。なんのために行動し、誰を、何を救おうとしているのか、何から、身を守るのか、そのへんの描写がとことん弱く、彼らが何を変えようとしているのか、何と戦っているのかさっぱり見えてきません。
世界観をここまで丁寧に、細部まで作り込んだのに、肝心のストーリーが、お粗末すぎました。
それにしても、マギーQは、何に出演しても、マギーQのままですね。感心するやら、あきれるやら…
2015.3.23
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