「良くも悪くもティーンエイジ小説」ダイバージェント tabletapさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くもティーンエイジ小説
近未来ディストピア、派閥に分かれて平和を構築
家族というシステムを壊して派閥に所属して生活
カテゴライズされた特性以外の多様性を認めない
ラベリングして国民を管理するシステム
なかなかおもしろい設定だが、
「それを作中掘り下げることはない」
これが本作最大の失敗
思弁小説の類いであってSFとしては薄弱で
新しいSF的発想は殆ど無い
同じジャンルでもハンガー・ゲームより
かなりアクション控えめ
ロマンスとしても見ごたえがない
カースト的なものを超えた友情とか恋愛とか印象的な描写がない
総じてそこそこの内容
音楽も役者もいいが、なんだかとてももったいない
設定的に原作は面白いんじゃないかと思うが
映画化するような内容じゃないな
声優が豪華なので吹替版でもいいと思う
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