アップサイドダウン 重力の恋人のレビュー・感想・評価
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不思議な世界観からの映像美
複雑な世界観を忠実に映像化していたような気がします。映像もきれいでまさにSFって感じでした。最初のつかみも自分的にすごく好きだったしストーリーもまぁまぁな出来だったと思いますが、なぜか眠くなってしまいました。
自分のコンディションの問題かな。
ラストはあまり府に落ちませんでした。愛が運命を変えるというメッセージであるとしてもちょっと無理があるんじゃないかと。
製作者の気持ちがストレートに伝わってくるのに好感
物理的にあり得ない設定なのでどうしても矛盾が出るし話も結構雑なんだけど、CGの作り込みが綺麗でかつ製作者の「こんな絵が撮りたい!」という気持ちがストレートに伝わってくるのに好感。
設定が映画向きでない
まず、キルスティン・ダンストのファンとして一言。この映画では、彼女の魅力が引き出せてない! それが残念!
そして、映画ファンとして一言! この設定は映画向きではない! それが残念!
えっと、上向きと下向きの二重重力が支配する惑星で、上下に引き裂かれた二人の恋愛ものというSFなのですが、これ映画の映像向きではない設定だと思いましたね。なんといっても、いろんな場面で、上に人が張り付いているわけで、そっちにばかり目がいってしまって、登場人物から視点がずれてしまうんですよ。この映画的無理を、あまり意識しないで作っているように思えて、それが残念でした。冒頭の方で上の世界に住むキルスティン・ダンストのダンスシーンなんかがあるんですけど、そことか、キルスティン・ダンストの踊りよりも、上に張り付いている(つまり下の世界の人々)人がチラチラと映るから、そっちに目がいってしまうんですよ。それに、ダンスシーンそのものの演出もあんまりうまくないし・・・
あとは、単純に、もうちょっと二人の心の機微を丁寧に描いてほしいなぁと。これは設定の問題でなく、脚本かなぁ・・・
うーん、キルスティン・ダンストを見て幸せな気持ちになるかなぁと期待して観たんですけど、私的には残念な経験になってしまいました、はい・・・
二人を隔てるのは重力
反対の重力が作用する双子の惑星。
エデンは“上の世界”に、アダムは“下の世界”に生まれ、そして出会う。
ラブ・ストーリーはお互いを隔てる壁をどう乗り越えて行くか、なぜ乗り越えられなかったで物語が出来ているが、ここで二人を隔てるのは、それぞれ反対に作用する重力と格差。
下の世界の石油を採取する上の世界は電気に変え不当な価格で下の世界に売りつけている。
繁栄を謳歌し裕福な上の世界と、支配され荒廃する下の世界。
この設定、世界観が新鮮。
重力は人間には変えようがない高い障壁になるし、逆さまの世界はビジュアル的にも面白い。
確かに、設定された法則に反する描写もあるが、それでも尚ここに描かれる世界観は魅力的だと思う。
二人が手を繋ぎ、抱き合えば、そこは無重力状態。恋する二人の夢心地とシンクロする。
残念だったのは、終盤展開を急ぎ過ぎてしまっていることで、最終的に二人が一緒にいるために何をどう乗り越えるかは、もう少し丁寧に描いて欲しかった。
ジム・スタージェスは純粋で一途なアダムを魅力的演じていて、とてもチャーミング!
アダムに協力する上の世界の住人ボブを演じたティモシー・スポールもいい味!
世界観は好き
重力の違う所に住む2人の純愛。
このパッケージ、重力が別々という所に惹かれて観ました。
このストーリーの世界観は、とてもよく下の世界・上の世界の状況が映像を通じて伝わって来るものもあり、結ばれない状況下におかれているという背景はわかりますが、逆さまになったり元に戻ったりと観づらくちょっと疲れてしまいました。
しかし、この純愛を求める青年に関しては、とても感情輸入できる人もいると思います。
全体を通すと安心してみていられる映画だと思います。
想像力が凄い 今までに無い世界観
特殊な世界観と設定、美しい映像でストーリーは面白いが、単調でテンポがゆっくりし過ぎているところが残念な印象。
身分も生きる世界も違う惹かれあう二人が、上下逆さまの世界を行き来するという発想は素晴らしいし、その特徴的な部分を生かした逃走シーンや恋愛模様は面白いが、それをもっと引き込まれる描き方をして欲しかった。途中から単調な流れの所為で長く感じてしまうという、宝の持ち腐れのような作品だと感じた。
映像が美しい!
なんとなく、鑑賞したい気分になって、時間もよかったので、映画館へ向かいました。
とにかく!映像がきれいでした。
2つの重力という設定で、
それぞれの世界が描きだされます。
はっきりした映像、色使いで、
色使いも素敵でした。
話や音楽は印象が薄かったのですが、
映像の美しさ、壮大さに目を奪われました。
映画館で観て良かったな、と思った作品でした。
首痛めそうこの世界
SFとラブストーリー、異なるジャンルが組み合わさっているという、自分としては大好物の作品でした。
映像美は素晴らしい。若干「いやそれ君死ぬって」みたいな違和感を覚えるシーンもありましたが、あの上下に大地がある世界は幻想的で美しかったです。
ラブストーリーが安っぽいという感想が多いようですが、普通の恋愛映画を普段あまり観ない自分は特に気になりませんでした。
まあ身分違いの恋なんてのは「タイタニック」諸々で使い古されてるってのはわかりますけどね。
映像の面白さだけでも観る価値はあると思います。全編に渡って上下の人達が逆さまで会話してますが、あのシーン、片方を逆さ吊りで撮影するにしても役者の苦労は半端ないでしょうし、後から上下別に撮った映像を合成するにしても相当の手間がかかると思います。
それが1シーンだけならまだしも、ほぼ全編ですからね。最新技術である程度は簡単に作れるようになっていたとしても、完成までかなり時間を要したんじゃないでしょうか。
あの会社、上の世界にいる上司から急に怒鳴られたりしたら、驚いて見上げた勢いで首やっちゃいそうですね。そういう描写とかあったら多分笑ってました。
あの世界は「もしも地球がこんな世界だったら」なのか、地球とは別の遠い似た惑星の話なのかが気になりました。まあどっちでもいいんでしょうけど。
映像に期待するなら観てもいいんじゃないでしょうか。
映像美(CG)が最大の売り
下の世界と上の世界。2つの世界間で交流は許されなかった。しかし、住む世界の違う一組の男女が惹かれ合い、どうしても彼女に逢いたい青年は禁句を犯す。
ぱっとしないキャスト、
ぱっとしないラブストーリー、
下界上界の感覚も慣れてしまえばどうってことない設定。ひねりがない。
唯一、映像美だけは素晴らしい。
チープ
二重の重力が働く世界のラブストーリー。
一方の世界は貧しい世界,もう一方の世界は富める世界。この相反する世界の男女が結ばれていくまでのお話。
物語の世界観設定自体は面白いけれども,単純などこにでもあるチープなラブストーリー。眠くなったよ。
考証にいろいろ無茶が
ストーリー自体はよくある「身分違いの二人が出会って障害を乗り越える」お話です。
二重重力の世界は幻想的で、展開はテンポがよく、二人の行動も素直で、ラブストーリーの映画として安定してはいるんですが。
科学考証にいろいろと無茶ががががががが。
似たようなネタを扱った「サカサマのパテマ」の予告編を見てるだけに、あれくらいぎゅっとしないと駄目な気がするんだよ……。
キーになる物質の採取シーンすら出てこないあたり、科学的整合性は割り切って作ってると思われるので、そういうのが気にならない人にはいいんじゃないでしょうか。
私は気になります、ええ。
下の世界にも身分差がありそうだし、社会制度がほとんど描かれていないので、そういうところを詰めてTVシリーズにしたら面白いんじゃないかなぁ……。
ファンタジーな映像は必見
SF版ロミオとジュリエットですね。
二つの惑星の2重重力世界のお話ってのは実に設定が面白いと思います。
映像もよかったんですよ。神秘的でした。ファンタジー性もばつぐん!
けどですね…いろいろ‘?’な点が多く、うなずけないとこが多かったです。
まず、この二人がここまで惹かれあう理由がわからない。引き裂かれてから10年後って…おまけに女はその当時のことが記憶喪失状態、その時点でまた‘好きです’って追いかけたらただのストーカーだよ。命かけてまで会いにいったら逆に迷惑な話になっちゃうと思うんですよね。愛の掛け違い状態。
それに、熱もって火が出ちゃうのもちょっと設定不足のような…。こういう設定するともっとはしばしでこれ出さなきゃ真実味なくなっちゃいますよね。
というか、ファンタジーだからこんなもんでいいのかもしれません。
キルティーダンストが綺麗でした。この人、作品でぜんぜん綺麗度が違う!
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