25年目の弦楽四重奏のレビュー・感想・評価
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カルテットの良さは伝わらない気が…
メンバーの1人がパーキンソン病と診断され、そこから長年組んできたカルテットの人間関係が崩れてゆく話。
これを機に第一バイオリンが弾きたいとか、浮気してしまうとかはまだ理解できる範囲のエピソード。
個人的に一番嫌だったのは、メンバーの娘と恋愛関係になるところ。しかも、アレクサンドラの方から積極的に動いていながら結局すぐにカルテットを守るためといって関係を終わらせてしまうし。
もう一つ気になったのは最後のコンサート。
いくらなんでも演奏途中で止めるというのはプロとしてどうなんだろう…
第1・第2は順位じゃない。役割が違う。
映画「25年目の弦楽四重奏」(ヤーロン・ジルバーマン 監督)から。
弦楽四重奏は、弦楽器4本の合奏形態であるが、主に
第1バイオリン・第2バイオリン、ビオラ・チェロ。
この程度の知識で観始めたが、大きな勘違いに気付いた。
2本のバイオリンは、2人で同じ旋律を演奏し、
演奏技術の順位だと思ってたいたから・・。(汗)
作品中、第2バイオリン演奏者が、ある女性に言い放つ。
「第1・第2は順位じゃない。役割が違う」。
「どう違うの?」と彼女が訊ねる。「主旋律を弾いたり、
その下だったり。ソロ的な要素の第1バイオリンと、
水面下で豊かに流れるビオラやチェロを第2がつなぐ。
みんなをつなげるのが、僕の仕事だよ」と誇らしげに答える
第2バイオリニストが印象的だった。室内楽形態の中で、
ピアノ三重奏は三者の競い合う性格が強いのに対し、
弦楽四重奏は四者が協調して一つの響きを作る性格が強い。
だから、調和役ともいえる第2バイオリンの役割が大切、
「僕がいないと退屈な三重奏団だ」と言いながらも、
思いっきり「旋律」を弾く第1バイオリンへの想いもある、
その葛藤が、とてもうまく表現されていた作品である。
「第2バイオリンの演奏が、色彩、質感、リズムを与える」
「第1バイオリニストを引き立たせ、決して自分は前に出ない」
「たとえ第1が優秀でも、第2の質によってより際立つんだ」
そんなフレーズが印象に残った。
機会を見つけて「ベートーベン弦楽四重奏曲(作品131)」、
聴いてみようかなぁ。
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