「演奏会前に何をややこしいことを・・・」25年目の弦楽四重奏 新米エヴァンゲリストさんの映画レビュー(感想・評価)
演奏会前に何をややこしいことを・・・
「当時は梅田ガーデンシネマでした。2024/8/5に記入」
見てる最中に思ってたこと、
演奏会前に何をややこしいことを・・・。
そのややこしいことは、
実に人間臭くはある。
自分の場合は、日中の仕事の後、
音楽に関わっている。
起きている時間だけを考えた時、
その比率は、3割も無いだろう。
その自分の現実の立場から見ると、
演奏会が近いのに、一体何やっとんねん、
なのである。
昼間の仕事が技術職、研究職で
しかも機械関係というのも関係するかもしれないが、
昼間の職場で、あんなことになるのは
少し想像しづらいし、
なにより、仕事にならん。
なので、途中からは
「あーあ」
という感じだった。
でも、描かれるのは専門の演奏家である。
だから起きている時間の8割以上が
音楽なのである。
そういう場では、あるのかなぁ・・・。
そういう世界は想像でしか無い。
完璧に見えた四重奏楽団でも、
危ういバランスの上に成り立っていて、
少しのきっかけで、隠されていた、問題が噴出する。
そんな話すらしてなかったんかい!
ということもあった。
一見ハッピーエンドには見えるが、
実はなんの解決もなされていない。
問題が先延ばしにされただけ。
その辺が変にリアルといえばリアルであった。
個人的には「ふーん」で終わった映画だった。
原題の「Late quartet」の方が
しっくり来る内容だった。
コメントする