「ハーロックではない」キャプテンハーロック めごひめぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)
ハーロックではない
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映像はきれいでした。ただ、話が淡々と進むだけで全然興奮しなかった。
監督が悪いのだろうか?それともハーロックと思って期待しすぎたのだろうか?初めのハーロックが高度何百メートルもあろうところから飛び降りるところで興が少し覚めた。これは監督なのだろうか?作者のせいなのだろうか?
『限られた命を精一杯生きよう』というのが松本 零士の哲学と思っていたがハーロックに永遠の命を与えて・・・。
ハーロックがかっこ良かったのは、信念のためなら自分がどうなろうと構わないところで、『男とは負けると分かっていても戦わなければならないときがある』が一番それを表した言葉ではないだろうか。本作にはこの一番有名なこの台詞がない。わざと外したのだろうか?あまりにも原作からかけ離れたので原作者が入れるのを拒んだのだろうかと勘繰ってしまう。
声優も、ハーロックでなければ小栗旬でも悪くはないと思ったが、やはり渋さが足りない。というか、本作ではハーロックは20代から齢をとっていない設定なのでこのような配役になったのだろう。
蒼井優は結構良かった。ミーメを演じているという感じでアニメをしっかり勉強していると感じられた。
ハーロックでなければ映像だけでそこそこ楽しめたと思うのに残念です。
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