「映像は王位。」ジュピター ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
映像は王位。
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近未来の地球で貧しい家政婦生活を余儀なくされる毎日に
嫌気がさしているジュピター。と、そんな所へ救世主が!!
ってどこのコミックなんだいと思うような設定から物語は
最後までほとんど成長しない。既視感増長気味の詰め込み
場面の連続にふぅ~と溜息をつきながら、あぁ映像だけは
ウォシャウスキー姉弟だなぁ~なんて思いながら観ていた。
16年ぶりの完全オリジナルらしいんだけど、マトリックス?
を連想させる女版と思わせて内容はゼンゼン違う。宇宙最大
王朝族の末裔なんて凄い設定を持ってくるなーと思ったけど、
そんな宇宙で王位継承争いしてたり、家政婦といえばトイレ
掃除みたいなどこも斬新とは思えないつまらない話が延々と
続いて古いんだか新しいんだか分からない。わ~い!S・ビーン
なんて喜んだのも束の間、何だいこの役はなんて意気消沈し、
C・テイタムの辛そうな演技を目にすれば、こっちまで辛くなる。
大変失礼ながらホーキング博士よりもこっちのキモイ悪役が
似合っているE・レッドメインにはどうしようかと思ったり…。
低次元なアホらしさは買いだと思うものの、詰め込んだ結果
とっ散らかっちゃった話の収拾が追いつかなかったのは残念。
(テイタム君もこれからは作品を選ぼうね。似合ってないもん)
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