「考えすぎ」ジュピター 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
考えすぎ
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地球人は資源で刈り取るみたいな事を言っているくせに、家族を人質に取って返してほしければいう事を聞けとか、その後地球に戻っても殺されるじゃんとしか思えない。交渉の条件が悪すぎるし、そもそも地球人を家畜扱いして殺しも平気な割に、地球人の家政婦を王家の血筋だからと言って丁重に扱うのもさっぱり意味が分からない。宇宙のセレブが重視するポイントがちぐはぐだった。
しかもその宇宙セレブも宇宙役所ではたらい回しにされており、もっとすごいセレブがたくさんいて、セレブの中でも下の方なのかなと思った。
人間100人分で1本の美容液みたいな、不老不死の薬かなにかが採れるそうで、でも落としたらビンが割れていて、ペットボトルにしろよと思った。成分なんだよ、コラーゲンか、人間じゃなくてもよさそうじゃないか。
考えすぎておかしくなっていっている感じがした。もうちょっと落ち着いて欲しい。
アクションやSF小道具はワクワクした。クライマックスは落ちて一回平気だったのにまた落ちて、今度は深刻にやばい雰囲気だったのだが、前回けっこう平気だったので、どうせまた大丈夫だろと思ってしまう。構成がよくなかった。
2Dで見たのだが、3Dならもっと楽しかったのかもしれないけど、話はとてもつまらなかった。
主人公の黒人の家政婦の女の子が、いきなりの王族扱いで物怖じしないところは面白かった。王族なのにいいことが一つもなかった。せいぜいきれいな洋服が着れたくらいだった。
ワープがお手軽すぎて、旅情が全然なかった。
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