終戦のエンペラーのレビュー・感想・評価
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歴史に自然に向き合う
「歴史に向き合え」と言われて、向き合うものでない。自然に向き合う時期があるものだ。この映画は戦後のアメリカの占領政策がほとんど明らかになった今上手く描いている。そして淡々と恋愛ドラマ仕立てにしている。主役のアメリカ占領軍の准将が天皇の責任追及をどうするかを、愛する日本人と絡ませるのは分かりやすい。そのため日本人へのリスペクトが感じられる。また天皇の周囲の人物の忠誠心や責任感がとても明確に出ている。それが歴史であり憲法の象徴天皇条項に繋がる。撮影の一部に皇居が使われリアリティを増しているし、天皇御製の和歌のエピソードも上手く利用している。歴史と向き合えた1時間45分であった。
絶対もう一回みる!!!!!
観やすく分かりやすい
目線の違い
歴史のわき役にも力がある
大きな決断の裏舞台には、フェラー准将や関谷次官のような歴史のひのき舞台には出ない、多くの人々の知力、信念、努力があったことを再確認した。
歴史の中で多くの人は、百年後に忘れ去られる。しかし、多くの人が生きた証は、未来の世の中のどこかに受け継がれるのだと思う。
映画というよりかは
正直な感想を書きます
近代史を勉強してるので、観に行きました。
天皇が国民を深く愛していることを垣間見るきっかけになるには、素敵な映画だと思います。
しかし、日本が侵略をした、虐殺をしたというセリフがありました。その点は0点。
日本は、戦争に負けて、GHQ染料支配の中で、日本弱体化計画(WGI)を受けて、歴史や教育を壊され、作り替えられました。その中で、南京大虐殺をはじめ、従軍慰安婦など、沢山の作り話を真実として学校で教わり、メディアで流し、日本人と世界を今だに洗脳しています。
この映画を見られた方は、YouTubeで『凛として愛』を是非観てください。日本人が目覚めるきっかけになる大変貴重な映画です。
そして、何か感じるものがあれば、一人でも多くの方に思いを伝えてください。
日本が消えるか、蘇るかは、今重大な岐路に立つ私たち次第だと確信しています。
激しく始まり、静かに終わった
最後に日本を守り抜いたのは誰か...
終戦のエンペラーを観てきました。連合国軍総司令官ダグラス・マッカーサーの命を受けて「天皇陛下の戦争責任の有無」を探るGHQのフェラーズ准将が行き着く結論は「誰が戦争を終わらせたのか」を知ることでした。政治家や軍部(特に陸軍)に翻弄された「日本」を昭和天皇は最後にどのように守り抜いたのか。なかなか良かったです。
余談ですが...
後から知ったのですが、プロデューサーは奈良橋陽子さんでした。たぶん多くの方には「ゴダイゴ」の楽曲を手がけた作詞家として知られているのではないでしょうか?当時、高校生だった私はよく「百万人の英語」という番組を短波放送で聴いていましたが、この番組の講師でそのときは「野村陽子」と名乗っていたと思います。小林克也さんなんかも出演されていて音楽をテーマにした英語表現なども学べる数少ない番組でした。奈良橋陽子さんの母方の祖父が「関屋貞三郎」という人物で(映画にも出てきます)開戦より少し前に宮内次官などを勤めていたことがあり奈良橋さんは幼い頃から当時の話を聞かされていたようです。今までテーマとしてタブー視されてきた「終戦時の天皇陛下」について、敢えて映画の形にして伝えたいことがあったのだと思います。そう考えると映画を観終わってもちょっと感慨深いものがありました。
洋画らしい作りになってます。
アメリカ視点の映画
史実に基づいているとは言え、やはりこれはエンターテイメントとして観るべき映画だろう。
「戦争の記録」として観るものとは違う気がする。あくまで娯楽映画だ。
なので劇中に織り込まれているロマンスはアリだし、必要なのだと思う。
ただあまりにも公私混同過ぎるとは思うが…。
まぁ日米両国に優しいというか緩い作品にはなっている。
本作の主題であるマッカーサーと昭和天皇の話は、生前祖父が子供だった私に「天皇陛下はマッカーサーに、自分はどうなっても良いから国民を守ってくれと仰ってくれたんだよ」と涙ながらに話してくれた内容と同じだったので、なるほど祖父が話していたのはこの事だったのかぁ…ととても興味深く、一人感動してしまいました。
尺が短いのも良かったと思う。これで2時間長観せられていたらゲンナリしていたに違いない。
重い話のはずなのに薄いというか
話の本題として、天皇の戦争責任をGHQがどう判断するかの話なのだけど、
でっかい決断をした割には、その重大さが伝わってこないというか、
最後の会談があまりにも軽く実現されているので、積み上げている感がまったく薄いのだね。
しかもこれは邦画なんではないかと思うほど、だいぶん日本寄りの視点な気がして、
背景が良くわかっていなければ、自由がなかったかどうかは裁判まで持っていってから決めればいいじゃんとか思われかねんし。
片や、ロマンスの方としては、女々しく想い人を探し回る主人公ってくだりって必要だったのかな。
(現実的にはアヤのモデルが河井道なら亡くなったのはだいぶ後の 1953年2月11日だったようですが)
まぁ、あまり硬い話ばかりで固めても、娯楽性に欠けるのでこういう構成なんだとは思うのですが、
なんだか大事な話が茶化された感じなんだなぁ。残念。
歴史サスペンス?
天皇陛下に戦争責任はあるか?
アメリカの描いた映画としては日本人の感情を理解して作った作品だと思います。その為に主役の米将校があやと言う軍人の姪と恋愛することで、日本人の心情、天皇を神とする考え方を理解させていると思います。私ごとですが、私の94歳になる母は真珠湾攻撃で戦争に突入したことを電話交換手をしていてモールス信号で知ったと言う歴史の生き証人ですが、母の考えとしては会議で戦争反対をとなえた皇族もあるのに決断したから戦争責任はあるです。その時の情勢は判りませんが戦争に追い込まれていったのは確かです。でも玉音放送をのテープを盗もうとした軍人がいたことは初めてしりました。昭和天皇がマッカーサーと会った時、姿も似た俳優の人が、戦争責任は私にあると言った時は、戦争をやめる苦しい判断した天皇に涙が出てきました。アメリカとしても戦争責任を問わないことでこの国を統治していけると思ったと考えられます。
日米双方の利害関係を描いた作品
太平洋戦争終結にまつわる米国占領化政策の舞台裏を描いた名作かと。
特に、日本側の描写は、程よく演出されており米国映画とは思えない描写が素晴らしい。
この映画で描かれている日本側の様子は、歴史の授業では習わず、終戦、占領政策と天皇の人間宣言、そして主権回復という結果のみを学んだ。
しかし、親や書籍を通じて詳細を知る機会があり、ある程度の概要は認識できていたが、改めて映像化された作品を見て、史実として覚えておく必要性を感じるに至った。
ダグラス・マッカーサー元帥の描写についても同様、特段英雄視することなく1人の軍人としての責務と野心を描いているように見受けられた。
結論として、本作品は過度な演出は極力避け、事実に沿った時系列で描かれた太平洋戦争の終焉の物語であり「米国史上、唯一成功した占領下政策」と「日本の復興」の始まりの物語である。
戦争を知らない世代必見
良かったです。
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