「最後に日本を守り抜いたのは誰か...」終戦のエンペラー phoenix1さんの映画レビュー(感想・評価)
最後に日本を守り抜いたのは誰か...
終戦のエンペラーを観てきました。連合国軍総司令官ダグラス・マッカーサーの命を受けて「天皇陛下の戦争責任の有無」を探るGHQのフェラーズ准将が行き着く結論は「誰が戦争を終わらせたのか」を知ることでした。政治家や軍部(特に陸軍)に翻弄された「日本」を昭和天皇は最後にどのように守り抜いたのか。なかなか良かったです。
余談ですが...
後から知ったのですが、プロデューサーは奈良橋陽子さんでした。たぶん多くの方には「ゴダイゴ」の楽曲を手がけた作詞家として知られているのではないでしょうか?当時、高校生だった私はよく「百万人の英語」という番組を短波放送で聴いていましたが、この番組の講師でそのときは「野村陽子」と名乗っていたと思います。小林克也さんなんかも出演されていて音楽をテーマにした英語表現なども学べる数少ない番組でした。奈良橋陽子さんの母方の祖父が「関屋貞三郎」という人物で(映画にも出てきます)開戦より少し前に宮内次官などを勤めていたことがあり奈良橋さんは幼い頃から当時の話を聞かされていたようです。今までテーマとしてタブー視されてきた「終戦時の天皇陛下」について、敢えて映画の形にして伝えたいことがあったのだと思います。そう考えると映画を観終わってもちょっと感慨深いものがありました。
コメントする