劇場公開日 2013年7月27日

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「戦争責任について考える」終戦のエンペラー mittyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0戦争責任について考える

2023年8月14日
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泣ける

難しい

毎年、終戦記念日近くになると、きちんと黙祷をする代わりに、戦争映画を見て、自分なりに思いを深めています。

ハリウッド作。GHQによって統治下に置かれた太平洋戦争直後の日本。マッカーサーの副官ボナー・フェラーズが日本の戦争責任者について調査を命じられる。天皇の訴追の回避に向けて、東奔西走するフェラーズを通して、日本独特の精神や天皇についてのデリケートな部分が描かれています。

米国では、あまり評価が良くなかったような話を聞きましたが、日本人としては、なかなか、見応えのある映画でした。サスペンスフルでなく、アクションもないので、戦争映画と意気込んで見ると退屈する人もいるかもしれませんが。

天皇陛下が顔を出すのは、ラストの数分ですが、ちょっと鳥肌立っちゃいました。マッカーサーは物分かりのいい人だったのか?、本当は分かりませんが、トミー・リー・ジョーンズもよかったです。

宮内次官の関家貞三郎の夏八木勲が、陛下が御前会議で詠まれたという歌をフェラーズに聞かせるシーンが印象的で心に響きました。

映画は2013年作ですが、同じような時期(2012)に作られた「NHKスペシャル 終戦 なぜ早く決められなかったのか」を少し前に見ましたので、終戦当時の理解が深まりました。

mitty