「60年代のオシャレ映画を彷彿するも下品なシーンで興醒め」タイピスト! ジャーネさんの映画レビュー(感想・評価)
60年代のオシャレ映画を彷彿するも下品なシーンで興醒め
イラスト風のアニメのオープニングや演出等、まるでブレイク・エドワーズのような当時の映画を思い起こさせるオシャレ感覚な映画。
違う点は、裸のベッドシーンがせっかくのオシャレ映画の品を落としてしまったこと。
そして、ヘップバーンのような美系のヒロインではなく、ヒーローもシュワちゃんをこじんまりさせてウィレム・デフォーと足して二で割ったような感じ。
最近のフランス映画が美男美女をあまり使わなくなったことは、顔でごまかす事無く、演技で男の魅力、女の魅力、人間の魅力を出す演技力が必要なため、個人的にはすごく受け入れています。
しかし、このようなオシャレ感覚の映画では、美男美女が結ばれてこそ、うっとりと羨ましく女性は感動的に観ることができるのではないでしょうか?
ところが、どこにもいるようなヒーロー、ヒロインが結ばれても「ああ、そう、よかったね」程度で、感動の度合いが低減するように思います。
サクセス・ストーリーかと思って観ていたけれど、ラヴ・コメディだったんですね。
やはり、男の観る映画じゃなかったようです。
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