「ラブストーリー×スポ根=タイプライター??!」タイピスト! スクラさんの映画レビュー(感想・評価)
ラブストーリー×スポ根=タイプライター??!
微笑ましい気持ちで始終観られる映画だった。
田舎娘がその美しさを見初められて階級が上の男性との恋に落ちるような
シンデレラストーリーかと思わせて、タイプライターにかける熱き戦いが繰り広げられる意外や意外なストーリー。
田舎娘のローズ唯一のとりえはタイプライターの打ち込みの速さ。
田舎にいれば親の決めた相手と結婚させられる未来しか無いからと、家を飛び出し保険屋ルイの秘書職に就くために面接に臨んだところ、見事採用!
でも、秘書としての能力は何というか・・・その、ポ・・・ポンコツ・・・。書類を落とすとかは序の口で、電話のメモを上司ルイの手に書くなども。でもなんか憎めない愛らしさがある。
秘書としての無能さゆえに、1週間の試用期間後に言い渡された採用継続の条件は、「タイピングの大会に出て優勝すること」!
そこからは、予想だにしていなかったスポコン展開が来た。
鬼コーチ(ルイ)との特訓!特訓!特訓!
あれ?タイピングってスポーツでしたか?と戸惑うほどの熱きトレーニングを経て、果たしてローズは大会に優勝することができるのかーー!!
と観ているこちらまでも熱くなってしまった。
でもね、熱いスポ根魂だけじゃなくて、そこにローズの可愛らしいファッションの数々が映し出されて、お洒落との絶妙なバランスが取れている。
大会優勝を目指す熱い内容なのに、画面がずっと可愛い!
何この映画?!好き!!ってなった。
もちろんラブストーリーの方もしっかりとまとめてくれていて。
ルイの心境の変化やローズの感情表現などの描写も楽しみながら観れた。
これから観る人は2人の恋の行方とタイピングの勝負の行方、2つを見届けて!
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