「こんなものじゃないだろう」スーサイド・ショップ ハチミツ舐太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
こんなものじゃないだろう
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パトリス・ルコント監督のアニメ作品という事で、前から観たいと思って いた。
この監督の作品は、
「仕立て屋の恋」「髪結いの亭主」「リディキュール」
「イヴォンヌの香り」「橋の上の娘」「大喝采」を観た程度。
率直に言うと、なんだかなぁ〜。という気持ちになった。
もうちょっと毒があっても良かったのでは?とは思うが、この位でも良いのかな。オープニングで鳩が自殺すくだりは、良いなと感じた。
ただ、、オチが納得いかない。
最後、ミシマは、あの男に毒入りのクレープは渡してしまっては、
ダメなんじゃないのか?
ミシマは、劇中、カウンセリングにまでいく位、自殺用品を売る事に悩んでいたのに、あそこで、前の商売のモノを渡してはダメだろう。
麻縄が切れずにいたならば、それは昔の店から持ち出されたものなので、あの客の下した結論となる上、ラストの歌詞も説得力が増す。
もしかしたら、あの客は、毎日のように通っていたので、よしみで渡したのかもしれないが。ミシマのあの悩みはなんだったの?ラストの歌詞は何なのと感じてしまう。
というか、クレープ食べさせて、生きる喜びを与えて、生きるという選択をさせる方が良いと考えるが・・・。
というか、この監督は、女性の魅力を描かせたら本当に素晴らしいと思う。
お姉さんが、裸でスカーフを持って踊るシーンは、女性の魅力が本当に出ている。窓ごしの姿だけなのに、何とも艶っぽい。
もしかすると、この監督のコメディとは相性が悪いのかも知れないが。
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