「こういう人だったのか」ルノワール 陽だまりの裸婦 ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)
こういう人だったのか
ルノワールというと、絵は知っていたが人柄などは気にしたことが無かった。
およそ芸術家って、人としては問題のある人の方が多いイメージがあるし、
ヘタに知るとその作品まで嫌いになりそうで、あまり知りたくない。
ルノワールは生前から名声もあり裕福だったのか。
恵まれた芸術家だな。
恵まれたといえば、彫刻家ではロダンが やはり名声もあったが、弟子の人生を
狂わた芸術家として有名だろうか。カミーユ・ クローデルという天才彫刻家で
あり美貌もあったが、ロダンの弟子になったばかりに愛人にされるわ、作品を
盗まれるわで、彼女の人生を完全に狂わせた。
そういうことを知って、ロダンを嫌いになったものだ。
この映画は、たまたま見てしまった。
やはりこの画家もモデルに手を出すんだな、と正直思う。
主人公のモデルは ルノワール本人とはできないものの、息子にしっかり媚びて
自分のパトロンにしたというところだろうか。
映画でのイメージとは違うが、行動だけを考えると結構な野心家で打算的。
乳房にしか魅力がない 面倒くさい女に思える。
今後ルノアールの絵を見ると「美」よりもモデルのしたたかさを思い起こしそうだ。
コメントする