ファーザーズ・トラップ 禁断の家族のレビュー・感想・評価
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ドストエフスキーは喜劇にならず?
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アキ・カウリスマキの兄であるミカ・カウリスマキ監督によるドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を下敷きにしたというオフビート・コメディ。
「カラマーゾフの兄弟」で果たしてコメディが出来るのかどうか疑いながら見始めたが、確かに出だしは(ハモンド・オルガン?の音楽もあいまって)ドタバタ・コメディとして上々。
しかし、一家の長男が久しぶりに戻って来た辺りからどうもコメディとしては怪しくなる。
各キャラクターも弾けたりないし、俳優陣による台詞も深刻さを増して行く。
おそらくタイトルの元になったと思われる父親の死んだフリもとても笑えない。
コメディとして見なければ、また違って見えるのかもしれないが、やっぱり「カラマーゾフの兄弟」をコメディにするというハードルは高かったか?
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