「自然と人間、親と子の」じんじん Can.mkさんの映画レビュー(感想・評価)
自然と人間、親と子の
東京から修学旅行で北海道にやってきた高校生。4人の女子グループは剣淵町の農家で農業実習をすることになる。最初は乗り気ではなかった4人も、北海道の大自然に触れ次第にその実習を楽しむようになった。高校生達のココロに積もった忙しない東京での日常やストレスが北海道の自然の力で綺麗に洗い流されていく。
高校生の中の1人、アヤカ。このコには、幼い頃に生き別れた父親がいる。その父親と、奇跡に近い偶然でこの北海道の地で再会を果たす。アヤカの方はすぐに気づいたが、父親の方は気づく様子もない。父親の中のアヤカは6歳で止まっていた。
父親はアヤカに気づくのか。。アヤカはココロを開くのか。。
北海道の大自然を背景に、親子の過去と現在を絵本が繋ぐ。。
絵本の里剣淵町で起きた物語り。
北海道が舞台の映画は、その自然がなんと言っても魅力的であると思う。自然のパワーはやはり人間には計り知れないものがある。
東京の高校生がココロを洗い流すシーンがあるので、ぜひそこにも注目してほしい。
ストーリーの行方は絵本が重要な鍵になっている。自分にとって、世界一の絵本。誰にも知られないけれど、10年分の愛が詰まっている。自分の子どもが産まれたらそんな絵本をプレゼントしたいと思った。
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