「おしんの健気さ、生命力。」おしん F.M.Revolutionさんの映画レビュー(感想・評価)
おしんの健気さ、生命力。
前半の別れ、出会いなどの怒涛の展開の数々にこのテンポで大丈夫なのかなぁと思いました。しかし加賀屋に奉公してからスローダウン。全体的に見た時ここからが監督の本当に描きたかったことなのかなぁと思いました。だがそれまでにおしんがどういう経験をしてきたかを描かないといけないので納得しました。あと上映時間(109分)に対するこだわりを持つ監督だなぁと思いました。
それとこの映画は濱田ここねという女優を見出したことで成功していると思う。おしんの愛くるしい方言と健気なまでの一生懸命さを表現していたし、芝居場での本気の目は強い生命力を感じました。手持ち撮影が数ヵ所あったが、カットの始めから画が揺れてるため、これから動きのある芝居があるっていうのを予期させてしまっていたので残念だった。
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