「境界線を越えた愛! いつまでも恋する気持ちが描かれた作品」わたしはロランス 美紅さんの映画レビュー(感想・評価)
境界線を越えた愛! いつまでも恋する気持ちが描かれた作品
芸術性、ファッション性、そして
人間性が溢れるストーリーでした。
国語教師だったロランスが
体は男、心は女性、性同一性障害の自分に
目覚める!
恋人のフレッドは女装したロランスを
批難することなく、ウィッグをロランスに
プレゼントしたシーン、心の美しさが
表現されていました。
女装したロランスを見る周囲の好奇の視線!
無神経な発言に怒りを爆発させるフレッド!
自分が傷付いても、愛する男性を護りたい気持ちが感じられました。
艶やかな夜のパーティー。
天井に見えるシャンデリア。
色とりどりに変化する女性のファッションや
髪型、お化粧、色彩が鮮やかな映像を
見ることができました。
正直に生きることで失うものもある。
フレッドがロランスに書いた「手紙」
綴られた文章にすべての愛が詰まっていまし
た。
真っ白な雪景色。
ピンク色のレンガ。
廻り道をしたけれど、忘れられない人がいた
ことをイメージしたストーリーでした。
追記、監督がグザビエ・ドランと言う
子役をしていた若い男性だったこと
後に知りました。
LGBT以外のストーリーを観たいと言う
期待を込めて評価を高くしました。
フレッド役をした
スザンヌ・クレマンも感情が入り込む
素晴らしい演技でした。
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