世界が食べられなくなる日のレビュー・感想・評価
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Tous cobayes? (みんな、モルモット?)
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映画「世界が食べられなくなる日」(ジャン=ポール・ジョー監督)から。
「食の安全」とか「食育」など、食べ物に関する記事は、
毎日のように、新聞紙上を賑わせているが、どれだけ理解しているのか、
自分でもはっきりわからない。
「遺伝子組み換え作物」や「原発放射能を浴びた食べ物」は、
体によくないと、一般常識としては知っているが、
では何か行動しているか?と訊かれたら、答えは「ノー」なのである。
と言うことは・・冒頭に飛び込んできた強烈なメッセージ(フランス語)
「Tous cobayes?」 (みんな、モルモット?) に対して、
「イエス」と答えたことになるかもしれない。
「良いか、悪いか」「正しいか、正しくないか」「安全か、安全ではないか」
私たちの体を使って、長い食生活の期間を、科学者が実験している。
作品中、福島で農業を営んでいる高齢者も、やる気が出ないと本音を語った。
そして「なんかモルモット扱いされているような気がします」と呟く。
根本的な解決方法が見つからないので、いろいろな方法で実験してみて、
最適の手段を選んでいる感じがするから、我々を「モルモット」と例えた。
今回の作品は、反対派の一方的な主張であり、メッセージ性が強い。
だから、その点を考慮して鑑賞する必要がありそうだ。
しかし、このメッセージも参考にして、自分のしっかりとした意見を持ち、
それが明日からの行動へ繋がればいいな、と思う。
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