「おやじをゲージュツに目覚めさせる珠玉の1品」イノセント・ガーデン しんざんさんの映画レビュー(感想・評価)
おやじをゲージュツに目覚めさせる珠玉の1品
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DVDのパッケージがエロティック・サスペンス、だとかなんとか、の売り文句のおかげで、レンタルするのに億劫になっていた、というのはまったくの嘘だが、パク・チャヌクのハリウッド・デビューとして観たいみたいとは思っていたが、なかなか機会がなく、ようやく鑑賞できた次第。
めっちゃエロい。チキショー、ありがとう!(なんでや)
そこのおやじさん、宣伝文句に騙されたっ!と思わず、めっちゃエロいやん、と思うことができたら、そこはもうゲージュツへの扉が開かれたということだ。よかったね。
もうこれからはピアノを見たら、やばいっしょ?
エヴァQはあっち方面のソレだが、これを見ると余計にやばいかもね。
ミア・ワシコウスカ。
脱がなくてもいい、ピアノだけ弾いてて。
オスカーなんかとらなくていい、いやむしろ取るな。
チャヌク監督、カメラのこだわりは健在、とってもきれいで、ゾワゾワします。全体的にやっぱりエロチックなんだよね。
中国のチェン・カイコー監督のアメリカ進出の「キリング・ミー・ソフトリー」はさすがにドストレートなエロ強く、また内容も当時の流行りのせこいサスペンスな作品になってしまったが、本作はチャヌク監督のテイストそのままなのも素晴らしい。
ストーリーはまあ、かなり適当、というかどうでもいい。むしろそのどうでもいいの加減がよい。
パク・チャヌク、ということで、変態色は確かにあるが、圧倒的に女性向けな映画。
それなのにレンタルおやじをエロで釣ろう、というのだから、販売元は女性ド無視でおやじをゲージュツに目覚めさせようとしている点にオレはこの上なく感動している。
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