「哀しい生き物」クロワッサンで朝食を うたひめさんの映画レビュー(感想・評価)
哀しい生き物
あらら、いじっちゃったのね~なんて言って、芸能人の整形推論をするのは、バターが高いとか、子供の塾の話よりも面白い話題になりつつあって。「ありのまま老いることが一番美しいだろう」という最も呑気な結論に達して終わるのが常なんですが。
己の美しさに誇りを持ち、それが武器であることに気付いた人にとって、衰えと喪失がセットになって人生をたたきつけてしまう。
そりゃー恐ろしいんだろーなー。
私は美しさと無縁の世界で生きてきたので、理解の範囲を超えているけど、若さや富、名声なんて言うのもその勢いに衰えが見えたとき失うものも増えるんでしょうね。
しかしながら、自身もその恐怖を乗り越えたんであろうジャンヌモローさんの演技は、より魅力的に映って、やっぱり「ありのままを受け入れるのが美しい」という結論に達する。
ありのままを受け入れるのに必要なのは
自信?
自尊心?
友人?
恋人?
富?
これは永遠の課題なんですね、きっと。
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