「テーマはスペックホルダーからシフト?」劇場版 SPEC 結(クローズ) 漸(ゼン)ノ篇 TOSHIZOさんの映画レビュー(感想・評価)
テーマはスペックホルダーからシフト?
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映画「天」まではスペックホルダーと人間の戦いがメインテーマとなっていましたが、「セカイ」、「潤」などが本格的に関わるようになった「漸」では、ファティマ第三の予言(世界の終末?)に向けて、ガイア、パラレルワールド、ラプラス、卑弥呼、ソロモンの鍵など様々なオカルト的なキーワードが飛び交い、映画ならではのスケールの大きなテーマにシフトして物語は進んでいるように思います。
映画内容は冗長であり、スペックホルダーとの戦いも少なく若干残念ではありましたが、個人的には、世界は誰が創造したのか、また、世界の終末は誰がなんのために起こそうとしているのか、そしてそれを阻止しようとしているのは誰なのか?(ファティマ第三の予言に言う「左手に剣を持つ天使」、「マリア」、「白い服の教皇とは?)といった謎に興味が移ってきているので、新たな楽しみ方として、オカルト用語の基礎知識を十分学習し、次回作「爻」の公開に備えたいと思います。
また、「漸」ではこれまでの人間対スペックホルダーの戦いに関する謎(シンプルプランの内容、ニノマエクローンの製造者)が明らかにされましたが、新たにシンプルプランの影響を受けた当麻の運命や、プロフェッサーJは何者か?といった謎が増えているので、SPECファンとしては消化不良にならないように全ての謎が「爻」できっちり明かされることを期待しています。
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