「悩ましき世代」15歳、アルマの恋愛妄想 とみいじょんさんの映画レビュー(感想・評価)
悩ましき世代
エロ妄想を煽るようなポスターだが、ポルノ志向ではなくて、あくまでハイティーンの日常を描く映画。
性にまつわる”問題”も絡んで、彼ら・彼女の思いや行動がどう展開し、決着していくかが見もの。
でも、内容が内容だけに、見る人を選ぶ。
性に関する行動にも多少面喰い、ハシシが簡単に手に入るのにもびっくり。
あんなことを言っていいかどうか、話す相手を選ばないって、なんなんだ。
日本の中高生だったら絶対に言わないなあ。お互い本音を言わずに空気読んでばかりだもの。
匿名サイトに投稿したらばれちゃったという状況じゃなきゃ展開しない話。日本なら。
思春期ならではの衝動・思いとともに、他に何にもない田舎町の閉塞感と、それでいて、なぜかのあっけらかんとした雰囲気がいい。
いじめに発展するという展開もあり、アルマは苦しみ、ある意味クライシス状況にはなるのだけれども、逃げ込められる場所・受け入れてくれる場があるって、人を強くする。
子どもたちの世界もだけれど、
お母さんがとってもいい。えっ?という展開もあり、そうだよなという苦笑を伴った言動もあり、お母さんに関しては全部ドツボにはまった。
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