「日常に潜む奇跡の断片」言の葉の庭 たっぐさんの映画レビュー(感想・評価)
日常に潜む奇跡の断片
この映画は前作の星を追う子どもとはうってかわって、現代の日本、東京の新宿が舞台。
梅雨の時期の憂鬱を恋(孤悲)の始まりに結びつけた。雨の日、奇跡的に二人は出会う。
この作品は高校生男子の年上女性への憧れと、思春期ならではの自分に降りかかる問題への向き合い方を描いている。
そして主人公を高校生男子にして相手役を10歳ほど上の女性にすることによって、男性のフェチズムを刺激する作品になっている。
更に主人公男子を靴職人志望にすることによってヒロインの足を触るシーンが出てくるが、これも他の作品ではあまり見ない上手な設定を使ってフェチズムを刺激しているなぁと感じた。別に自分は脚フェチではないけど。
相手役のヒロインもいくつかの問題を抱えていて主人公と出会うことによって今までの考え方を見直すことになる。
作品では約2ヵ月程の時を50分弱に凝縮しているが、雨のシーンや落ち着いたBGMで観ていてリラックスできる。
これを観れば新宿御苑行ってみたいと思うこと間違いなし!
実物のこの休憩所見たら思ったより小さかったのは内緒。
秦基博のrainもこの映画にマッチしていて良かった。
背景は相変わらず綺麗。
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