「怖いもの」サプライズ mg599さんの映画レビュー(感想・評価)
怖いもの
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だいたい年に1本くらいの割合で現れるエッジの利いたスリラー。「ソウ」(ジェームズ・ワン監督)がそうだった。「キャビン」(ドリュー・ゴタード監督)がそうだった。
本作もその系譜に連なる作品である。
アダム・ウィンガード監督の演出は、「スクリーム」(ウェス・クレイブン監督)を思わせるものがあって、ショック演出をあまりせず、それでいてじわじわと恐怖を募らせていく。
が、エリン(シャーニ・ビンソン)が逆襲に転じてからは、その恐怖が別種のものになっていく。
遺産を狙った兄弟が糸を引くというネタは、もう少し脚本を練る必要もあったか。
ただ、本作の血みどろのヒロイン シャーニ・ビンソンには観るべきものがあった。彼女を観られただけでも満足である。
思えば「ソウ」のリー・ワネルの脚本は身ぶるいするほど素晴らしかった。
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