劇場公開日 1980年4月26日

影武者のレビュー・感想・評価

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4.0カラーの黒澤は駄目という評判が定着しているが、このレベルの時代劇を...

2020年5月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

カラーの黒澤は駄目という評判が定着しているが、このレベルの時代劇を撮れる人間がどこにいるのか。今関ヶ原を撮るのは勝頼にも劣る愚将。萩原健一が良くない。白黒での魔術的画作りがカラーで霧散してしまった。それは規模でしか補えなかった。

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kazuyuki

4.0もしも勝新太郎が主演であったなら、どれほどの傑作、映画史の金字塔のような作品になった筈かと思うと残念でならない

2020年3月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

時代劇は1965年の赤ひげから15年ぶり
戦国時代の合戦シーンがあるものなら、1958年の隠し砦の三悪人まで遡ることになるから、21年ぶりとなってしまいます

黒澤明監督の完璧主義は撮影所スケジュール、セットの巨大化など予算を膨らませることばかり
1960年代の映画産業の斜陽化の中、いかな黒澤監督でも制約が厳しくなっていました

赤ひげでは撮影が延びて正月興行に穴を空けました
1968年日米合作のトラトラトラでは日本側監督を予算とスケジュール超過で解任されました

それ以降はハッキリ言って干されていたと思います
それで私財を投じて撮った1970年のどですかでんは作品としても興行としても失敗
もはや精神的にも経済的にも映画を撮れない状況になり、1971年には自殺未遂事件を起こしてしまうまでに陥ります
1975年、ソ連映画のデルス・ウザーラの監督に起用されます
というかそれしか映画を撮れなかったのだと思います
彼はその映画でSOSを発していました
それを受信して彼に資金を提供して映画をはじめとして思う存分に撮らせるようにしてくれたのは、残念ながら日本の映画界ではなく、ハリウッドでした

デルス・ウザーラの米国配給自体、黒澤監督の才能を買うアメリカ人プロデューサーの個人的な思い入れでした
そしてその作品のSOSを読みとり弟子と自認するコッポラとルーカスが資金と圧力をかけて黒澤監督にやりたいままに映画を撮らせるようにしたのが本作と言うわけです

しかし黒澤監督の思うがままに撮影出来た本作が、最高傑作になったのか?というと、違うと言わざるを得ません

本作は主演予定の勝新太郎の降板が有名です
観れば脚本が勝新太郎に当て書きされたもので有ることがハッキリわかります
仲代達矢では脚本が狙った効果を発揮出来てないのが、冒頭シーンから明白になっています
それ故にそれを何とか補おうとして編集がくどいものになってしまっています
クライマックスの長篠合戦のシーンを過ぎても一体本作のテーマとは何だったのか?と首を傾げざるを得ないのです
ラストシーンでカタルシスを与えられないのです

おそらく勝新太郎ならば、それら全てを彼のキャラクターの力が強引にねじ伏せてしまったはずです
フェイクは所詮フェイクなのだという結論を勝新太郎が全存在で語ったはずです
そうなれば編集もバサバサ切れて2時間以内に収まったのではと思います

徳川家康、織田信長、武田勝頼なども何故この俳優なのか、何故そんなに無名や新人俳優を使うのかと首を傾げます
黒澤監督の常連俳優達はみな高齢化してしまい、志村喬すらゲスト扱いでやっとの出演です

彼は新しい俳優をかっての三船敏郎のように見つけ出したかったのだと思います
本作をきっかけにして自由自在に大作映画を撮って見せて第二の黄金期を創るのだ
第二の黄金期にふさわしい新しい常連俳優をも創りだすのだ
それくらいの意気込みだったのだと思います
しかしそれは観ての通り空回りでした

結果として、かっての黒澤監督とは思えない冗長でテーマ性を見失った作品になっていると思います

とは言え、世界のどこにこのようなダイナミズム溢れる上に美的感覚を両立させられる監督はいるのでしょうか?
これほどの大人数の戦闘シーンを映画として成立させられる監督がいるのでしょうか?
戦争と平和のナポレオン軍の騎兵部隊の突撃シーンなぞ遥かに凌駕しています
黒澤監督にしか出来ないことです

故に本作に与えてられているきら星のような映画賞の受賞は当然のものだとおもいます

しかしもしも勝新太郎が主演であったなら、どれほどの傑作、映画史の金字塔のような作品になった筈かと思うと残念でならないのです

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あき240

0.5このころは既に惚けていたのでしょうか

2019年11月29日
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名前だけで撮って評価されたような最低の時代劇です。
評価する人も権威にひれふした、ということです。

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アサシンⅡ

4.0・戦国時代に詳しくない私にも分かりやすかった ・影武者が成長してい...

2019年7月29日
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・戦国時代に詳しくない私にも分かりやすかった
・影武者が成長していくのかなと思いきや少しずつしか変化がない。なので常にヒヤヒヤ
・露呈しても執着するのは武士じゃないからなのかな

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小鳩組

4.0すっごい・・・

2019年5月21日
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本当に、すごい映画!!ラストの長篠の戦いのシーンなんて本当に戦国時代に行って撮ったのかな?って思うほどリアルでした・・・

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ハワイアン映画道の弟子

4.0ラストは流石、流されて〜

2019年4月3日
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中学のときみたのだけと、すげ〜重かった、というか、ガツンときた。
クロサワにはまったきっかけです。
父上、連れて行ってくれてありがとう。

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Ryuichi Sekiya

4.0愛くるしい人物。

2017年9月26日
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泣ける

悲しい

萌える

影武者が孫がかわいくなっちゃって離れたくないのが、役目を外されて行き場がないのが愛くるしい。
最後の川の流れは早すぎる気がするけどな…

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スベスベマンジュウガニ

3.0黒澤なので

2016年2月13日
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敷居は決して高く無く、判り易いと思う、色分けをキッチリしてるので、アップでなくても人物は識別できる、当たり前だが影武者なので、そこに意志は反映されない、クライマックスのエキストラ、馬、鉄砲の数は圧巻、
今時絶対無理だろう、信玄にカリスマ性があり過ぎるので成り立った話だろう。

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マス

2.0期待しすぎたかも

2016年1月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

黒澤作品という意味で、肩に力を入れすぎて観てしまったかも…
個人的にはカットの切り替わりが見づらかった…
あと、間が長いというか、全体的にまったりした映画だと感じた。

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tbgoh

3.0長~い

2015年10月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

武田軍が全滅シーンで薬で眠らされていると思う、馬の周りにエキストラの役者さんが危険を感じているのか?
露骨に離れて死んでいるんです(笑)
不要なシーンが多く、監督が耄碌しているのが伺える作品。

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ひぃちゃん

3.5顔が妙に白い

2015年6月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

仲代のメイクと監督のスタイルからか、どうしても「乱」とごちゃごちゃになります。

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ピニョン

3.0なんだかなあ

2015年1月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

一番レビューに困るタイプの「何がだめだったのかはよくわからないけどなんとなく面白くない」系の作品。長回しフィックスのファーストカットには引き込まれたのですが…。

仲代達矢が『天国と地獄』のあの人と同じ人に見えないのが(年数経ってるとはいえ)すごい。のだけど、やっぱり(こんなこと言っても仕方ないのだけど)三船敏郎の引力には及ばない感じもする…。脇を固める俳優陣も素晴らしかったんだけど、やはり主演の物足りなさは如何ともし難い。話も後味が悪いのは嫌いじゃないのだけど、なんだかなあという感じ。

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えら