ラルゴ・ウィンチ 宿命と逆襲のレビュー・感想・評価
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隠し子騒動
ブラジルの海辺の片田舎。私兵に襲われていた女レア(メラニー・ティエリー)を助け、一晩を過ごしたラルゴだが、眠りこけて麻薬を打たれハメられてしまった・・・ハメたつもりがハメられたってことね(笑)。その後国際指名手配されるが、それほど重要ではなかったような・・・
歴史上よくあることかもしれないが、ネリオの死は殺人ではなく脳腫瘍だと公表された。後継者の存在を知らない世間やWグループの幹部たち。その株を買収しようと動くコルスキーが現れ、ネリオの秘書だったアン・ファーガソン(トーマス)が株主総会を開き、さらにコルスキーの会社を逆に買収しようと画策する。しかし、同時にラルゴを陥れようと暗殺者を送るのだ。
終わってみると、ファーガソンのスパイとなっていたレア=ナオミ。コルスキーの懐へと潜入させる一方で、ラルゴを麻薬密売人にしようとしてたわけだ。ラルゴまで殺してしまったらグループはどうなる?と疑問だったのだが、ネリオの養子となっていたのはもう一人いた!というオチがつく。ラルゴと一緒に幼少期をすごした男だ。最後にはマーカスに殺されちゃうけどね・・・
つねに暗殺者に狙われるというか、そんなスリルはあるけど、イマイチぱっとしない。目的が会社存続のためだったからだろうか。悪の権化と思わせておいて、実はファーガソンによって悪者にされていたコルスキー。最後にはコルスキーと手を組んでしまえばよかったのに、彼の存在感が薄くなってしまったことも原因。
そんな不満が多い中、頬に傷のある忠実な部下フレディ(ジルベール・メルキ)がなかなか良かった。もしや彼が裏切者なんじゃないかと外見で判断したこともあって、彼の活躍が常にラルゴを助けていたことに爽快感を感じたぜ!
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