「クソなヤツらに感情移入はできない」ウィ・アンド・アイ 散歩男さんの映画レビュー(感想・評価)
クソなヤツらに感情移入はできない
アメリカ・ブロンクスを舞台に 一台のバスに乗り合わせる高校生の一日を描くミシェル・ゴンドリー監督作品。
役者はみな実在の高校生たちなのでキレイな顔立ちの者は皆無。
ドキュメンタリー見てるみたいな臨場感。しかし観たいと思っていた内容と違ったし、映画には乗れなかった…。
一番問題だったのは、出てくる奴らがモラルなさすぎで感情移入がまったくできなかったこと。リアリティありすぎで。
後半、登場人物の内面に向かっていくのだが、ある人物の言う「最後に良いこと言っていいヤツぶるのかよ」というセリフがそのまま当てはまる。
最後まで誰にも共感できず。 全員銃で撃たれて皆殺しにされたらスカッとするのに、と思ってしまったよ。
その鑑賞感ではマズイと思う。
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