「日本の特撮をつないでくれた貴重な一本」巨神兵東京に現わる 劇場版 CBさんの映画レビュー(感想・評価)
日本の特撮をつないでくれた貴重な一本
思わぬところで、観ることができた。
とある展示会イベントとしての樋口監督のトークショー。その冒頭で、10分フルではなく、5分の短縮版だったが、嬉しかったなあ。樋口監督は「短くしたんだね。やるせないシーンは、今日の華やかな場には合わないからみんな切ったってわけかな?」と言ってたので、やるせないシーンを含む10分全てを観たい気持ちに変わりはありません。でも半分だけでも観られて、ホントに嬉しい!
トトロマークに始まり、東京の空、低い位置に浮かぶ巨神兵の姿から、その映画は始まった。
「創造主ばかりが神ではない。大きな災厄が空から降りてきて・・。それが災厄だと人間にはわかる。命を奪おうとする災厄に対し、ひざを折り、助けを乞うのだ」 庵野監督の創作に垣間見られるキリスト教的というかハルマゲドン的な感覚。
今回の目玉は、やはり巨神兵の吐くビームによって、瞬時に火の海と化す東京。それはまさにシンゴジラの放射能を彷彿させるレーザー上の光。
そうか。冒頭のトトロをみて、「そうか。これって、ジブリ作品なんだ」 と実感。
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