「ザ・ファースト・アベンジャーと呼ばれる由縁」キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
ザ・ファースト・アベンジャーと呼ばれる由縁
アベンジャーズ関連、マーベル・シネマティック・ユニバースに属する映画なら、その楽しさ面白さについては絶対保証、絶対品質が約束されているので、そこは全く1ミリの心配も持たず鑑賞に臨みました。で、やっぱり楽しい。面白い。間違いない訳です。そして今回は期待を遥かに上回ってくれやがりましたね。
いや凄いッスよ。白兵戦、肉弾戦、近接戦闘レベル高し!前作より格段にパワーアップしたアクションにワクワクしっ放しというね。
物語だって最高じゃあないですか!ていうか、これ、展開がクライマックス過ぎませんかね?アベンジャーズの存続、シールドの根幹を揺るがすようなネタをそんなポンと持って来ちゃっていいんですかね?てくらい急転直下のストーリー展開。
ニック・フューリーがシールドを取り仕切る、謂わば顔役だと思っていたのに、実際の彼の立場はそんなに高くなく、あまり偉くなかったのがファンとしては軽くショックを受けてます。だってフューリーすらがシールド側から疑いの目を向けられ、ピンチに陥っちゃうんだから、そりゃストーリーなんて全く読めません。それとキャプテン・アメリカが主役なんて言ってるけど、実質はニック・フューリーの物語でもあるでしょこれ。ブラック・ウィドウもマリア・ヒルもフューリーの手駒と言っちゃうとアレだけども、彼の計画で動いてるというか。初登場ファルコンもいつの間にか彼の計画に乗っちゃったようなもんだし。キャップだけに従う、なんて言いながらも。
新キャラだってそうですよね。謎のヴィラン、ウィンター・ソルジャーにしたってスティーブの嘗ての親友バッキーだっていうんだから「はあ?前作で大分昔に死んじゃってるじゃん!」てなるし。
もう全く先の予想ができない。
で、最後にしたってね。あれで本当の解決ではないですよね。あれがスタートっていうか、あれからが本格的な始まりというか。
非常にモヤるし、でもだからこそアベンジャーズ2に向けての期待値がグンと跳ね上がっちゃうというか、いやあウィンター・ソルジャー、素晴らしい助走っぷりです。アイアンマン3でもマイティ・ソー/ダーク・ワールドでもアベンジャーズ2のちょいとした種明かし的なことは自粛してたけど、今回は思っきり、これがアベンジャーズ2への狼煙だぜ!て宣言ですからね(これが狼煙じゃなきゃ一体何なんだ?て話でしょw)。
本当、このマーベル・シネマティック・ユニバースの広がり方、今後とも楽しみです!
(つか、ホークアイは何をやってたんですかね?ブラック・ウィドウがピンチだってのに?)