「監督が着地点を見失ったバカ映画」セデック・バレ 第二部 虹の橋 たぁ〜ちぃんさんの映画レビュー(感想・評価)
監督が着地点を見失ったバカ映画
クリックして本文を読む
セデック族が蜂起するまでを詳細に描いた第一部に対して、ファンタジー映画か!?と思うほどの第二部のトーンの変わりっぷりにビックリ!
ゲリラ戦のプロの如く日本軍を圧倒するセデック族。
日本兵をマシンガンで薙ぎ倒していく少年ランボー。
なのに、追い詰められて自決するセデック族という矛盾。
事実は、日本兵22人・警官6人しか殺られてないのに、劇中ではその何倍も殺してるから追い詰められるセデック族の描写が矛盾してんだよ(笑)
あげくには最後に日本軍将校に「我々大和民族が100年前に失った武士道の精神を見たのだろうか!?」と陳腐なセリフを吐かせる始末。
事実は、日本軍の圧倒的武力で簡単に鎮圧され倫理的教育を施されただけなのに(笑)
女子供を虐殺しといてどこが武士道だよ...
監督が、何が善で何が悪かわからなくなってしまった。と言う通り、今の時代から見たら明らかに倫理観の欠片も無い蛮族を英雄に描きつつ、日本軍も殊更悪くは描かないという、台湾と日本双方に配慮しすぎて、着地点を見失ってしまったとしか思えないバカ映画。
事実は、巡査殴打事件から自分の地位を奪われる事を恐れたモーナ・ルダオがテロを画策して、都合悪くなると自分だけ逃げた卑怯ものだから、監督が霧社事件を調べるうちに善悪わからなくなったのも仕方ないか(笑)
コメントする