劇場公開日 2013年4月20日

  • 予告編を見る

「アイヌ民族に対しても、日本は弾圧をしている。『コシャマインの戦い』『シャクシャインの戦い』と言う」セデック・バレ 第二部 虹の橋 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5アイヌ民族に対しても、日本は弾圧をしている。『コシャマインの戦い』『シャクシャインの戦い』と言う

2022年7月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

 アイヌ民族に対しても、日本は弾圧をしている。高校2年生の歴史で習ったと思うが『コシャマインの戦い』『シャクシャインの戦い』と言う。そんな歴史を無視して、日本は単一民族国家だと言う。もっとも、台湾は正確には日本の領土ではないし、中国の領土でもない。台湾の歴史は正確には知らないが。
国民党が、大戦後台湾に逃れて、樹立した漢民族政府だし、日本にとっては明治よりも前は、間に琉球王国があった。これも高2の日本史で習う。
高砂族を、単純に、首狩り族とか野蛮人とか差別しているが、この映画の様な歴史があった事を知らないのは、日本人として恥ずかしい。勿論、日本軍がこんな事をやったか、やらなかったかは別の話。あくまでも、台湾を武力で統治していた事実を知っておくべきだと申しあげている。
この首領のカッコ良さなんて関係ないし、英雄視したくない。また、首を斬ると言う行為もやっていたのだろうから。しかし、日本人だって、切腹を世界から野蛮視されているが、日本人全てがサムライな訳ではない。個人を英雄視するのではなく『そう云う事件があったと知るべき』と申しあげている。

マサシ