「胸が張り裂ける」セデック・バレ 第二部 虹の橋 ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
胸が張り裂ける
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臨場感溢れる作品で劇場で鑑賞しなかったことを後悔しました。
私は、セデック族と日本兵との激しい戦いよりも何よりも一番心に突き刺さったのは、セデック族の女性達が小さな子供を連れて、「男たちはどうしてこうなの」「この子達が可哀想」と歌いながら首をつり自決するシーンです。同じ女性として胸が張り裂けそうになりました。
死後の魂の存続を信じるセデック族の死の価値観は日本人である私とは違います。ただ、文化が異なっても女性達は戦争になると真っ先に自分が犠牲になることを知っています。自分の命よりも大切な子供を失うことを知っています。
台湾でも沖縄でも女性達が子を連れて自決した歴史があることを、私は一層忘れることができなくなりました。
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