ジーザス・クライスト=スーパースター アリーナ・ツアー2012のレビュー・感想・評価
全2件を表示
みたてがおもしろい。
ジーザスは若者のデモのヘッド、司祭は会社役員、ピラトは裁判官、ヘロデはテレビの司会者という変換が面白いですね。
JCSファン向け!
とにかく、『ジーザス・クライスト=スーパースター』という作品を元々知っている人向けの映像です。
もし“ミュージカル映画って楽しいよね!”と軽く観に行ったら、“え、ナニコレわけわからん(;´△`)”ってなると思います…。
(ちなみに私は映画と劇団四季の舞台(エルサレムver、ジャポネスクver)を観ていて、四季版CDを持っています)
以下はネタバレを含む乱文な感想です。
衣裳は現代服。
アメリカのストリートにいそうな不良たちから、普段着やスーツetc..
ジーザスはおしゃれに清潔感がある感じですが、ユダはヒッピーに片足突っ込んでました(笑)
群集の中に、語るジーザスの姿をiPhoneなどで撮影してる人がいたのが印象的です。後に投稿サイトにアップされた映像を司祭たちが見る演出もあります。
マグダラのマリアに対しては「ビッチwwww」というのが最初の印象です。
でも、今まで観たJCSの中で、一番しっくりきたマリアでした。
四季版などでは“貞淑な遊女”のようなイメージでイマイチ共感できずにいたのですが、ツアーのマリアは“怖いくらいケバいよ☆”といった衣裳とメイクで、嗚呼こういうお姉さんいるよねーと納得。
ヒモ男を飼っちゃうような心を持ちつつ、根本は愛情深いヤンママ…という印象を受けました。
ジーザスのために服装を改めてからは、役者さんの逞しい腕に目が釘付けでした。シリアスなシーンでも、漢字刺青入りな腕が見えるともう…(笑)
歌終わりに何度も拍手したくなる自分もいましたが、正直言って音質はあまり良くなかった上に音量も小さかったです。
個人的には、身体に響くくらいの音量がほしかったです。
大画面で舞台並みの音を!!という期待は裏切られてしまったので、DVD発売を待っていても良かったかも?と思います。
カーテンコールでロイドウェバーが出てきたことに感動しました。
嬉しそうに語る姿に、“嗚呼、本当に愛している作品の1つなんだろうなぁ…”と思いました。
上映館は有楽町と難波の二ヶ所しかないにも関わらず、初日初回の大阪では観ていた人数が10人以下でした。
上映は別館ですし、すぐに終わってしまうと思うので、JCSが好きな方は早めに観に行かれるようオススメします。
全2件を表示