「あくまでもフィクション」ゼロ・ダーク・サーティ ミケランジェロさんの映画レビュー(感想・評価)
あくまでもフィクション
マヤが置かれている状況や、彼女がすごくのめり込んでいく流れはわかる。もっと注文をつけると、もっと人格が壊れてしまいそうな感じで行き過ぎになっても良かったのでは。実際にいる人を描くのではなくて、あくまでもフィクションとしてみたい。というのも、戦争で一方の立場の視点から描く場合、フィクションの枠を出られないから。視点が偏るのをわかっていて、どうして映画にする必要がのか、それが伝わってこなかった。まかりとおっている拷問。上のものの許可が下りないなど、事情はわかってくるけど、マヤという女性の視点が中途半端に客観的にしようとして、マヤ個人が見えなかった。
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