「「ていうかそういえばいつイラク戦争終わったっけ?」」ゼロ・ダーク・サーティ いずるさんの映画レビュー(感想・評価)
「ていうかそういえばいつイラク戦争終わったっけ?」
戦争が終わると映画が作られる。
「ていうかそういえばいつイラク戦争終わったっけ?」っていう人達に向けてのメッセージ映画っぽい。
見終われば、確かに戦争終わったんだっていう感想を抱かせる。
こんな悲惨さは終わったんだ!だから新しい所へ歩んでいけるんだ我々は!
という思想に満ちてる=プロパガンダ映画に近いのかなー、と。
主人公をアメリカと重ね合わせて、主人公の真っ白な未来=アメリカのこれからみたいな隠喩で終演。
この主人公の趣味や過去が全く描写されない『職場以外に存在しない』かのような独特の主人公像は、見る人(アメリカ人)の意識の投影であるからです。『主人公をあえて描写しない』手法をとり、自己投影をさせようとする方法は『グリーンゾーン』にもありました。
次回作は今回の戦争で親を殺された人達が育って復讐戦争後かもね、期待しましょう^^
メッセージが押し付けがましいように感じるけどそれは当該事件を遠巻きに見ていた外人だからか、
当事者のアメリカ人だったら思う所あるかもしれないし、
バシバシ心を打つかも知れない。
だけど僕、アメリカ人じゃないし特に心に響かなかったです。
拷問が嫌いじゃなければ見るといいです。
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