「知るべき真実とは。」ゼロ・ダーク・サーティ Takapyさんの映画レビュー(感想・評価)
知るべき真実とは。
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もはや、このキャサリン・ビグローという監督に
この手の作品を撮らしたら、
右に出る監督は、いないだろう。
きっと、
『ハートロッカー』を観て、この作品を観た方なら、そう思うはずだ。
このデリケートな題材を映像化するにあたり、さまざまな困難や苦労はあったに違いない。
それでも、メガホンを取ったビグロー監督の男気には、頭が下がる。
憶測で、この作品や、この作戦の背景を語りたくないので、そこは観た方の判断に任せたい。
もちろん、事実を忠実に形にしたとは思うが…
この作戦後のアメリカが発表した情報は、ものすごく曖昧で少ないからだ。
もちろん、あの作戦に参加したスタッフなどから、
イロイロな情報を集め、それを本にして行く中で、多少の脚色もあるだろうが、
脚本は、言うまでもなく、すばらしい。
アメリカの失敗や失態をも、完全にブチまけ、真実にこだわる姿勢に、ブレはない。
臨場感のある映像は、ニュース映像を観ているかのようで、
クライマックスの捕獲作戦シーンでは
思わず、一発の銃声に、ビクッとしてしまうほどだ。
この手の作品は、賛否両論あるに決まっている。
真実の向こう側は、果たして。。。
これだけ話題性のある作品。
ぜひ、その目で、その耳で、鑑賞してもらいたい。
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