「テロ戦争の現実を直視」ゼロ・ダーク・サーティ 如月次郎さんの映画レビュー(感想・評価)
テロ戦争の現実を直視
9.11の映像とそれに続く拷問シーンから始まるこの映画は、日本人の我々が知らないテロ戦争の最前線の現実を事実に沿って忠実に再現している。あのオサマ・ビン・ラディンを追い詰めたのがうら若い女性のCIA分析官だという意外感も手伝って、その後の息をつかせぬ展開にぐいぐい引き込まれてゆく。
現実を直視させるその説得力とビグロー監督の手腕に圧倒される。この映画に余計な感想や評論は無用だ。
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