「ゆく道先が困難なこと」ゼロ・ダーク・サーティ タイガさんの映画レビュー(感想・評価)
ゆく道先が困難なこと
人間の皮を被った身の周りに潜む見えない悪魔との戦いは常に緊張感が漂っていました。
CIA、否、アメリカが何年もかけて調べ上げ、自分自身に危険が及んだこともあったが、血眼になって私の全てを賭してきたのに。。。今までも、そしてこれからも続くであろう終わりなき戦い、、、
最後、飛行機のお迎えが来たシーンで搭乗員が私に尋ねたこと。
『行く先は?』
夕陽が沈む、、、輸送機のハッチがゆっくり閉まり、私は陰鬱な表情をして、皮肉にもそんな簡単な質問にさえ、発せられる言葉は何もなかったのだった。
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