「すごいのひとこと」ゼロ・ダーク・サーティ Joe Steelportさんの映画レビュー(感想・評価)
すごいのひとこと
友人から勧められたということ、好きな俳優が出ているということ、好きなゲームでパロディネタが出てきたことなどもあり、前から気になっていた作品でした。
アマゾンプライムで見られることを知り、試聴。とにかくすごいの一言に尽きます。演出やマヤをやったジェシカ・チャステインの迫る演技、どれもリアリティが高いのがポイントが高いです。
ショートドラマをひたすら繋ぎ合わせたような見せ方(言い方が悪いですが)、音の使い方、登場人物の心理描写、思想などまるで「ドキュメンタリー」といって差し支えありません。取材して得た事実をそのまま映像化してるような作品という印象を抱きました。
そして何より、この映画で最も評価に値するのは「演出のうまさ」ではないかと。非常に臨場感あふれる演出は最近見た映画では類を見ないほどです。特にラストの演出は鳥肌が立ちました。
良くこの手の映画は監督の思想がにじみ出たり、「アメリカ万歳」と言ったようなものが多くなりがちですが、この映画は決してそんなことはありません。
「アメリカの汚い所」もしっかり描かれています。
コメントする