「メン・イン・ブラック の亜種」ゴースト・エージェント R.I.P.D. odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
メン・イン・ブラック の亜種
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如何にもアメリカン・コミックの映画化、どうみてもメン・イン・ブラック の亜種なのだがトミー・リー・ジョーンズに代わってジェフ・ブリッジスは昔の保安官の成れの果て 、アメリカ人なら西部劇風がうけると言う前提なのでしょう。終始わめいているし挿入歌まで歌って上機嫌なのは分かるが気張りすぎ、無駄ゼリフには辟易。ライアン・レイノルズは今やB級コミックの大ヒーローだが本作はただの元刑事、さして強いわけでもないし凡庸。
1億3000万ドルも掛けたというからVFXは流石なのだがプロットに新鮮味が無いので損をしている気がする。やっぱりこの種の映画は悪役のスケール感が重要、敵役の裏切った同僚が悪霊だったというのも辻褄が合わないし、悪霊たちも脳みそが足りないマッチョマンで力技ばかりでは物足りない。生前と死後の仮の姿、容姿のギャップのくすぐりは面白かったが意味不明。
製作陣も別に手抜きをしている訳ではないのだろうが、これが彼らの面白味と確信しているから評価に困る、まあ、子供だましの部類、超お金の掛ったB級SFコメディでした。
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